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今年もありがとうございました

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 コロナ一色の大変だった年が、もうすぐ終わりますね。 イベントの自粛ムードが凄かったですが、私はたまたまタイミング良く一番危ない時期を回避して、自主開催のコンサートを2度行うことができました。 一度目は2月のヴァイオリンとピアノのデュオリサイタル。 その2~3日後には、もう自粛要請が出てコンサートはできなくなってしまいました。 二度目はソロリサイタル。 決してコロナが落ち着いていたわけではありませんでしたが、今ほど流行していたわけではなく、ちゃんと対策すれば十分行える時期でした。 本当にギリギリセーフ! コンサートを聴いて下さった方がいたからこそ、コロナ禍でも私はコンサートに向けて充実した毎日を過ごすことができました。本当に感謝しかないです。 ただ、キャンセルになったお仕事もたくさんあり、その時しかお会いできない方々に会えなくなってしまったのは残念ですが…。 それから、コロナ禍では、状況に迫られて初めてのことに挑戦せざるをえなくなる場面もたくさんありました。 オンラインレッスンや動画編集、動画配信、DVDやBlu-ray製作…。 別の場ではリハーサルを見れる券を売る、なんていう実験もしていました。とにかく、やったことないことをたくさんやった! うまくいったこともあればうまくいかなかったこともありました。 そして、こんな状況なのに、今年はオンラインを通じて素敵な出会いがたくさんありました。 普段関わることのないような方とも繋がれて、色んな話を聞いたし、色んな生き方を見せてもらった。 これからどの方向に進んで行こう?そのためには今の自分には何が足りないんだろう?と、迷うことやわからないことだらけだったのですが、 初めてのことへの挑戦や新しい出会いから、たくさん刺激をいただいて、少しずつ見えてきたことがあります。それは、 ・必要としてくれる人にちゃんと届くように、自分からの発信や表現をし続けること。どうせ見てもらえないから…とかいってサボらない! ・1人1人との出会いや、共有している時間を大事にしたい ・そうはいっても同じ感覚を持っている人とじゃないと共有はできないから、そこは見極める 特にひとつめのは私にとってはかなりハードルが高いんですが、今年はめげずにやってみようと思います! 来年も健康第一に、できることから挑戦を続けていこうと思います。 皆様も良いお年

久しぶりにモヤモヤ

 先日、とある場所で演奏してきました。 イベントの詳細はここでは書けないのですが、 予想以上に聴いてもらえなかったんです。 なんかね、あんなに、空気に向かって演奏している感じ、初めてだったんです。 聴いてくださっていた方もいたし、声をかけて下さった友人もいたけれど、 頑張って準備した演奏についても何も言われず… 届かなかったんです。 演奏した場との相性が悪かったのと、もっと色々対策すれば良かったんだと思います。あの場では何をやってもかき消される。 もちろん、届かなかったといってもゼロではないと思います。 ただ、そこまでの労力に対してあまりにも…な感じで。 めっちゃ尽力してくれている共演者さんの周りに対する優しさや気遣いもすくい取られずに流されていくのが悲しかった。 そんなんで嫌な気持ちが何日も残ってしまって、私ピアニストとして大丈夫かな、とかこれから何をしていけばいいんだろうとか、色々もやもやと考えちゃった。 人に相談しましたが、これは場所との相性が悪いし、自分の安売り以外の何物でもないよ、と言われました。 演奏してこんな寂しい気持ちになったのは初めてで、 改めて、いつも演奏を聴いて受けとめて下さって、温かい言葉をかけてもらえることがどんなに有難いことか身にしみました。 誰のせいでもなく、場を見極められなかった自分の責任以外の何物でもないのですが… 今後は、ちゃんと私の持っている魅力が伝わるように、ちゃんと場所ややり方を考えるべきだと思った。 私は、私の音楽を必要としてくれる人に届けることだけに尽力したい。 丁寧に準備してきた大切な音楽だからね✨ 本当に勉強になりました😄 プロフィール、レッスン情報はこちら

お呼ばれ演奏

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今日はとある会にお呼ばれして弾いてきました。 ※ドレス写真なし😱 ピアノソロでさだまさしの秋桜や美空ひばりの愛燦燦、 クラシックからはユモレスク、黒鍵、ノクターン第2番、エリーゼのために、月光などの有名な曲を、お話を交えて40分ほど演奏🎹 こうやって私のことを思い出して、ゲストとして呼んでもらえるって、本当に本当にありがたい😭 そして、生演奏はやっぱりとっても特別な時間で、 私もその日その時に集まってくれる方たち(顔は知らなくても)を想って、選曲して準備する。聴いてくれる方も、その時限りの時間、空間を楽しみに来てくれる。 そこでひととき一緒に過ごして、目を輝かせて良かった!って言ってもらえたら、聴いてくれた人も私も幸せです✨ ただし。 私1人のために大事な時間をさいて集まってくれていることを考えると、心から来て良かった!って目を輝かせて言ってもらえることは、むしろ最低ラインだと思っている。 それくらいじゃないと、わざわざ人前に立ってお金をいただいて演奏する意味はない。 だから、1回1回の本番を悔いがないように丁寧に準備したいし、自分のすべてをかけて臨むのが最低限の礼儀だと思う。だからあんまり数はこなせないけれど、、 つまり何が言いたいかというと、 これからもがんばります!💪 プロフィール、レッスン情報はこちら

クラシック講座と言葉と音楽と…

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 10月は4回に渡り、葛飾区シニア活動支援センターにて、クラシックの講座をしていました! 微妙な写真しかなくてごめんなさい クラシックを普段聴かない人がクラシックって良いな、もっと触れてみたいな、と思えるきっかけになると良いな、というのがこの講座の狙いで、 できるだけ有名な曲をチョイスして、テーマを決めてお話ししました。 全体のテーマは「言葉と音楽」 なぜこのテーマにしたのかというと、 日頃の音楽活動のなかで、このことについてとても考えさせられるからです。 演奏する時どれくらい言葉の力を借りるのか。 つまり、どれくらい説明をするのか。 それは、足りなすぎてもいけないし、多すぎてもいけない。 その感じ方も人によって違うから更に難しい。 この間のリサイタルでは演奏前に朗読をはさみましたが、それは、実は大冒険なんです。 普通のリサイタルならまずそんなことはしない。 なんでかというと、そうすることによって、イメージが限定されるからです。そうとしか聞こえなくなってしまうんです。 バラード3番を、水の精以外のことをイメージして聴いた人は恐らくあの会場にはほとんどいなかったはず笑 聴き手のイメージの自由を奪うんだから、邪道といえば邪道だし、冒涜だし、とっても危険なことだと思う。 それでも敢えて朗読を入れたのは、それによって音楽の小さい変化に気づいてもらえるから。 普段クラシックを聴かない人にとっては、外国語で延々と話されているようなものだと思います。 でも、ノーヒントだったら見過ごしてしまうような変化も、 無意識に頭の中で朗読のストーリーを当てはめようとするから、ちょっとした音楽の変化に気づけると思うんです。 その些細な変化に気づくというのが、クラシックの醍醐味だと思うので、 少し強引だけどそこに誘導させて頂くための朗読でした。 講座の話だったのにリサイタルの話にそれてしまいました笑 そういったことをずーっと考えていたので、この辺を掘り下げようと思って、言葉と音楽というテーマにしたのでした。 詳しい内容はここには書ききれませんが、 各回とも、私自身が良いと思うもの、演奏する上で普段気をつけていること、感じていることを織りまぜてお話したので、私自身もとても楽しかったし、受講者さんにもとても楽しんでいただけたようです。 良かった~😊 私も講座の準備のために改めて曲を聴いていると、曲

リサイタル終わりました

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10/25リサイタルが終わりました💖 まず、本当に辛かった! プログラムがハードだったし、コロナで普段気にしないようなことまで気をつけないといけなかったし、動画配信やBlu-rayの準備で機材をそろえたり、動画編集ソフトをいじったり、プログラムがハードだったり、満席の許可が出てからもお客さんをどれくらい入れるのか悩んだり、プログラムがハードだったり(3回目)、 もう本当に、リサイタルは2度とやらない!っ て何度も思ったし、これが最後のつもりで準備した。 それでもなんとかフルマラソン完走でき、この、ただただ私のやりたいを詰め込んだだけのリサイタルを、今の世の中の状況にも関わらず、たくさんの方に応援していただけて、温かい言葉をいただいて、 疲れがぶっ飛びました😊 本当にありがとうございました! 前回のリサイタルの時もそうだったけど、昔から私の演奏を聴いてくださっていた方には、昔とはもう全然違うね、と言っていただいたりして、改めて人は変われることを実感。 そして、今回も、さらに改善の余地があること発見しました。 それは、「主役の意識」と「身体」の2点。 ここからガチのくそ真面目反省抱負文になります。 上に書かなかったけれど、今回辛い…と思った一番の原因は、主役をはることへのプレッシャーだと思います。 3回目で何を今さら…と思われるかもしれませんが、過去2回の20代のときはある意味恐れがなくて、自分が主役をはることに何の違和感もなかったの。 特にセールスポイントがなくても若いという理由だけで応援される特効薬が効いていたというか…笑 もちろん今でも気持ちは若いつもりだけど、確実に特効薬の効き目が薄くなってきているのを感じる。 加えて、普段お仕事としてやっていることは、自分が主役になるのではなく、基本的にサポート(伴奏やレッスン)です。 これはこれで得るものもすごく多いし、歳を重ねるにつれむしろどんどんおもしろく感じるようになってきたのですが、 そのポジションに慣れすぎてしまうと、いざ主役のポジションに立たされたときに、ものすごく頼りない自分がそこにいることに気づかされました。 いつも脇役ばかりやっていると、自分一人の力では場がもたないんじゃないか?ってよぎるんです。 もしまた次リサイタルをやるなら、主役に足るオーラみたいなものをある程度意識して身につけておかないと、また辛

決断

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先日、リサイタルのホールから連絡があり、入場制限がなくなり、満席にしても良いことになりました。 やる側としては、やっぱり来てもらえるものなら1人でも多くの方に来てほしい! でも、コロナはおさまったわけではない。 クラシックのコンサートでは、観客席の間隔を空けたところでさほどの効果がないことが実験で証明されていて、それに基づいて規制が緩和されているけれど、お客さんの感覚はそう簡単にはついてこれないよね。 今からでも全力で宣伝して満席を目指すのか、路線変更せず今のままでいくのか。 たくさん悩んだのですが、ようやく決めました! 1人でも多くの方に聴いてほしい気持ちはあるけれど、現在チケットを買ってくれた方が万が一にも嫌な思いをする可能性があるなら、やっぱりその選択肢は選べない。 満席は目指さないことにしました。 ただ、元々すごく余裕を持った座席指定だったので、少し間隔の空くところには座っていただけるし、家族同士や、気にしないよというグループの場合は隣の席にさせてもらうなどして、当初の予定よりはご入場いただけそうです。 動画配信も素人ながらそれなりのクオリティを目指す予定です。 ※あくまで予定。素人です。ごめんなさい。 応援、どうかよろしくお願いいたします!! 🍀チケット、Blu-rayまたはDVDをご希望の方は yuiiwasakiconcert@yahoo.co.jp までご連絡ください。 🍀動画配信チケットをご希望の方は こちら からお買い求めください。※購入時、ライブポケットに会員登録が必要になります。 youtubeページはこちら プロフィール、レッスン情報はこちら

リサイタルへの思い

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私はこれまで、2年に1回のペースでリサイタルを開催してきました。 最初はとてもリサイタルなんてできるレベルじゃなかったけれど、いつもピアノを弾いている合唱団の難波さんが企画をしてくれて、背中を押していただきました。 でもその時は通して弾くだけで精一杯。 1回目を終えて、良い演奏のために何をしなければならないのかがようやく分かった、という状態でした。 これは絶対にリベンジしたい!と2年後に望んだ2回目は、ドイツにも短期でレッスンを受けに行き、万全の態勢で望んで、自分ではある程度手応えを感じることができました。もちろん、完璧ということはどこまでいってもありませんが。 そして今年、2年ペースで開催してきたので、半ば自動的に3回目のリサイタル会場を予約。その後、コロナが襲ってきました。 最初はもうリサイタルはやらないつもりでいました。何もこんなときにやることないよね、と。 ライフライン関係や医療のお仕事の方々と違って、私たち音楽家という職業は、生きていくための必要性という意味では優先順位が低いです。 まず食べる、住む、日常生活を送る。 音楽を楽しむのはそれからでしょ。 こんなときにコンサートなんてやってる場合じゃないよね、と。 一時期、合唱のレッスンなど普段の仕事もほとんどなくなって、ますます音楽家という職業の無力さを感じていた。 音楽家って非力だなぁ、役に立たないなぁ、と。 でもね…仮に日常生活を問題なく送れても、やっぱりそれだけでは人は健全な日常生活は送れないと思ったの。 コロナ渦で、気持ちがふさぐ感じがしていたのは私だけじゃないはず。 それを解決してくれるのは、私の場合はやっぱり音楽しかないと思ったの。 最終的には周りの方々に相談して「やったら?」と背中を押していただき開催を決めました。 様々な葛藤がありましたが、今この時だからこそ、やっぱり音楽の力を信じたい。自分の力を信じたい。というところに着地しました。 さっき、 音楽家という職業は、生きていくための必要性という意味では優先順位が低い と書きましたが、 きっとそれは違くて、 私自身が信じさえすれば、優先順位なんていう一面的な尺度を越えて、必要不可欠であることを証明できるんじゃないかと思っています。 ただ、リサイタルは生半可な覚悟ではできなくて、長い演奏時間の中で一瞬でもその信念が揺らいだら、もう説得力を失ってしま

文字シリーズ

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演奏中のピアニストの頭の中を文字にしてみたシリーズ 第2弾はベートーヴェンの月光第1楽章です! リズムが約7分間ずっと変わらず、聞きなれていない人にとっては単調に聞こえがちな曲ですが、よーく聞いてみるととっても変化に富んでいるのがわかります。 テクニック的にはすごく難しいわけではなく、ピアノを習った人ならほぼ誰でも挑戦できる曲ですが、 7分という長い時間、聞いている人の心を惹き付け続けるためには、こうゆう風に変化を捉えながら弾かないといけないので、すごーく神経を使う曲です。 ぜひ聴いてみてください✨ ※10/25リサイタルは、現在、会場の残席19席です💡 🍀チケット、Blu-rayまたはDVDをご希望の方は yuiiwasakiconcert@yahoo.co.jp までご連絡ください。 🍀動画配信チケットをご希望の方は こちら からお買い求めください。※購入時、ライブポケットに会員登録が必要になります。 youtubeページはこちら プロフィール、レッスン情報はこちら

本番が近づいてくる心境

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まだまだ暑い毎日💦 でもその中に少しだけ秋の気配も感じられるようになってきました✨ ※写真はヴィーガンスイーツ盛り合わせ@浅草のモンキーマジック 秋が近づくということは? これが近づいてくるということです! こういった大きな本番が近づいてくると、だんだん吐きそうになってきて、夜も眠れなくなってきます。 ※ といいつつ昨晩もぐっすり寝ておりますのでご心配なく リサイタルはもう3回めなのに、何回やってもこの感覚は消えない🤣🤣 コロナの影響で誰も来てもらえないかも、と心配していましたが、お陰様でじわじわと埋まってきています。 本当に、ご予約いただく度に飛び上がりたいほど嬉しいのですが、必ず同時にチクリとしたものも感じています。 良い演奏にしたい、というプレッシャーです。 あの人も、この人も、来てくれるのだから、絶対に良い演奏にしたい!という欲望が、ご予約が入る度に日に日に強くなっていきます。 これが吐きそう、夜も眠れない、の正体です。 ※といいつつ吐いてもいないし夜も眠れているのでご心配なく でも、あんまり絶対に良い演奏に…!という欲望を持ちすぎるのも良くないんですね。 どんなに準備を重ねたところで、演奏はその瞬間のなまものだから、私たちは本番のその日になったらもう委ねることしかできない。 やること全部やったら、もうどんなことでも受け入れて、お任せするしかない。 でも、委ねることを決めた瞬間、肩の力が抜けてするすると自然に音楽が流れ出したりする。 この段階に入ってようやく、楽しくなってきます。 本番も単なるプレッシャーではなく、ワクワク感になってきます。 でもこの段階でやることやってなかったらもう悲惨。メンタルぼこぼこにやられます。 だから私は、このリサイタルのシリーズは2年に1回と決めています。 1年に1回とかでもできるのかもしれないけれど、 上に書いたような流れをひとつひとつクリアして、 やれることを全部やって、委ねきりたいからです。楽しみ尽くしたいからです。 10/25、きっと一番良い状態になっているはず。もうちょっと、もうちょっとです! 🍀チケット、Blu-rayまたはDVDをご希

劣等感

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私の芸大4年間は、劣等感だらけの毎日でした。 音大の、特にピアノ科やヴァイオリン科の人って、親がピアノの先生とかで、子どもの頃からしっかり練習を積み重ねてきた人が多いんです。 一方私は、ピアノは5歳からやってはいましたが、ごく普通の家庭で、特にそこまでクラシックにたくさん親しむでもなく過ごしてきて、途中から突然音楽の道を目指し始めた人です。 当然、積み重ねには大きな差があって、それはもう、ちょっとやそっとでは埋まらない差でした。 芸大のピアノ科なんて行けるはずもなく、それでもなんとか楽理科に潜り込みました。 ※楽理科は音楽学(音楽の学問的な部分)を専門にする学科です。 楽理科に潜り込めたけど、私がやりたいのはピアノで、それなのにピアノ科に入れなかった、という劣等感をずーっと抱えていたのです。 ピアノが好き!でも、ピアノ科じゃないから…と。 でも、そのときある人から聞いたのが 「芸大のピアノ科の人ですら劣等感で満ちている。本当に弾ける人は最初から海外に行っちゃうのに、自分は海外に行けなかった、という劣等感を感じてる人は多い」 ということだったんです。 これはピアノ科の人本人から聞いたわけではないし、海外にも行けるけど敢えて芸大を選択した人だっていると思うので、一概には言えないと思うけど、 でもそれを聞いた時はすごくびっくりしたのを覚えています。 まさかまさか、あの憧れの芸大のピアノ科の人ですら劣等感を感じているなんて。 これではっきりとわかったのは、仮に私が芸大のピアノ科に入っていたとしても、同じように劣等感を感じていたんだろうな、ということ。 劣等感の連鎖はどこまでいっても続いてるのかもしれない。 もしかしたら、こんな劣等感まみれの私に対してすら、劣等感を感じている人がこの世のどこかにいるかもしれない。 そう思うと、少しふっきれたんです。 そして今、大学時代よりはずっとピアノが弾けるようになって、ある程度の自信はありますが、 それでも彼らに届いたとは思っていないし、劣等感が消えることはないです。 世界で華々しく活躍する同級生や後輩もいて、純粋に嬉しさと尊敬と、その後ろにはいつも劣等感があります。 でも以前と違うのは、劣等感に「飲まれていない」ということ。

コンサートをする理由

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まだ先だけど、リサイタルがじわじわと近づいてきている。 リサイタルに向けてレッスンに通って強化してもらっているのですが、 できてきた曲をレッスンで見てもらうのって最高におもしろいんです。 先日先生が仰っていたのは、 「音から風景を作り出すのが私たちの仕事。 聞いている人が、何をイメージしたら良いかわからなくなる演奏はだめ。」 本当にその通り! でも、ここまで仕上げるまでにも時間はたくさん必要で、 ただ、音から風景なりイメージなりを作り出していく作業に入ったところからが一気におもしろくなってくるんです。 イメージをどう音にするか? 音の聴き方工夫したり、指使いを変えてみたり、手の角度を変えてみたり、イメージをより具体的に空想してみたり、 ちょっとしたことで、狙った音が出せたときの感動はとっても大きいのです。 実は…私は人前に出るのはあまり好きじゃない。 できることなら人の目に見えないところでひっそりしていたい。その方が楽だし。 じゃあなぜこうやってコンサートをしているのか? それは上に書いたように、コンサートに向けて音楽を作っていく過程がたまらなく楽しいからなのです。 普段の練習も、レッスンも。 なんなら、普段の練習を充実させるためにコンサートをやっている、といってもいい。 でも今までこの普段の練習の内容を見せてこなかった。 クラシック音楽は、完成したところだけを見せて、陰でやっている努力は一切見せないのがスタンダードでスマートなのです。 でも待って待って、私が一番楽しんでいるのって、むしろこの過程だよね。 本番だってもちろん楽しいけど、なんなら半々かそれ以上の割合で、過程が楽しいと言い切れる。 ならば、それこそ届けていくべきなんじゃないか。 先日上げたこちらの動画もその一環。 コンサートの曲を練習している風景を撮って、聴いている人がこうゆう風に聞こえたらいいな、という理想を文字にしています。 もちろん、聴く人のイメージは自由で、ここに書いてあることと違うことを思っても良いんです。 あくまで面白いな、と思ってもらえるきっかけになれば! こんな感じで、過程を届けるということを、今後も色々と試行錯誤してみようと思います。

演奏中のピアニストの頭の中をのぞいてみたら?

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youtubeで新シリーズ始めました✨ その名も「演奏中のピアニストの頭の中をのぞいてみたら?」 弾きながら感じていることを文字にしてみました。 第1弾はモーツァルトです✨ ほんの一部ですが是非のぞいてみてください! 今後もリサイタルの曲をちょくちょくシリーズ化してアップする予定です! コンサートの予習にも使えるので是非チェックしてみてくださいねー✌️ 💡 10月25日はこちら 🍀チケット、Blu-rayまたはDVDをご希望の方は yuiiwasakiconcert@yahoo.co.jp までご連絡ください。 🍀動画配信チケットをご希望の方は こちら からお買い求めください。※購入時、ライブポケットに会員登録が必要になります。 youtubeページはこちら プロフィール、レッスン情報はこちら

10月25日ピアノソロリサイタルのお知らせ

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10月25日、3度めのソロリサイタルを開催します😆 前半はモーツァルトとベートーヴェン、正反対なキャラクターの2人の作品を演奏します。 両方ともとてもクラシックらしい曲です🎶 後半のテーマは「バラード」。ショパンやリストのバラードを演奏します。 バラードは物語という意味なのですが、ショパンのバラードには、作曲する際インスピレーションを与えたといわれている詩があります。 今回はその詩をナビゲーターの鷹野梨恵子さんに朗読していただきます✨ 今、コロナウイルスの影響で、ほとんどのコンサートが自粛をよぎなくされています。 ですが私は、今だからこそ音楽の力が必要だと信じています。そんな思いから、このようなご時世ですが開催を決めました。 ただ、状況が良くなる可能性はとても低いと思っていて、今回は ①会場にお越しいただく ②動画配信 ③Blu-rayまたはDVD の3通りでお楽しみ頂けるように企画しました! 収益の半分は子供の教育支援団体に寄付させていただく予定です。 一人でも多くの方に聴いていただきたい!その力を社会をより良くする方向にまわしていきたい! その第一歩となるリサイタルです。応援どうぞよろしくお願いいたします! 🍀チケット、Blu-rayまたはDVDをご希望の方は yuiiwasakiconcert@yahoo.co.jp までご連絡ください。 🍀動画配信チケットをご希望の方は こちら からお買い求めください。※購入時、ライブポケットに会員登録が必要になります。 youtubeページはこちら プロフィール、レッスン情報はこちら

コンラット・ヴァレンロット

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10月のリサイタルのテーマは「バラード」で、バラードを3曲演奏するのですが、 その中でも恐らく一番有名なのが、 ショパンのバラード第1番。 これは、あの羽生結弦くんが、平昌オリンピックで(だっけ?)使用した曲で、あれをきっかけにほぼすべての日本中の方々がこの曲を聞いたと思われます。 実は、ショパンのバラードには、いわれとなった元の物語があるとかないとか。 ショパンはその物語からインスピレーションを受けてバラードを作曲したとか、いや実はその物語との関連は否定されているとか。 色々ありますが、今回のコンサートではこの物語を朗読してから演奏に入ります。 実際にその物語と本当に関連があるのかどうかはおいといて、その方が面白いから! それで、バラード第1番は、「コンラット・ヴァレンロット」というお話と関連があるとかないとか言われています。 実際読んでみると、私個人的には、曲から受ける印象とすごくマッチして、すとんと府に落ちる感じがします。 あ、この部分はこのシーンかな💡とか、 曲全体の運び方と物語のあらすじも、結構一致するんですね。 ただ、このコンラット・ヴァレンロット、まあ分かりにくく書いてあります。 私はコンサートのために読んでいるから興味深く読めるけど、普通に読んだらわりとちゃんと頭を使わないと読めないです。 まして今回これを朗読するので、文字で読むよりも音声で聞く方が、分かりやすさが求められます。 1回聞いただけで全体がつかみやすいものでなければなりません。 ということで、今せっせと編集中✏️ 分かりにくく長い物語だからこそ、他ではなかなか取り上げられる機会がないかもしれません。 でも当日は分かりやすく、それでいて作品の持つ世界観もちゃんと表現できるようにまとめますよ✨ リサイタルは10月25日、配信開始は11月1日です。要チェック! チケットもこんな感じで手作りでーす。   💡 10月25日はこちら 🍀チケット、Blu-rayまたはDVDをご希望の方は yuiiwasakiconcert@yahoo.co.jp までご連絡ください。 🍀動画配信チケットをご希望の

オリジナル曲~Go out

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以前ブログにうっすら載せたオリジナル曲を、ちゃんと録音してyoutubeにアップしてみました。 曲名はGo outです。お出かけするときに聴いてほしいです。 この曲を考えついたのはだいぶ前だけど、仕上げたのはコロナ自粛の真っ最中。 出かけたい!という思いからこの題名にしました。 まぁこの状況が続くとまたGo outできなくなってきそうですけどね笑 普段あまりこうゆう音楽は弾かないのですが、 少しでも皆様の元気になれれば嬉しいです🍀 youtubeページはこちら プロフィール、レッスン情報はこちら

チラシ完成

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ようやく10月25日のチラシ完成しました! 今回のテーマは「バラード」です。 ショパンのバラードと関係があると言われている詩を今読んでいますが、かなり曲想とリンクしているように感じられて面白いです! なかなかおどろおどろしいお話が多いので、チラシにもそんなテイストを織りまぜてみました。 この物語を鷹野梨恵子さんに読んでいただいてから、演奏に入ります。楽しみ♪ そして、今はこんなご時世なので、 会場で生で聴く・動画配信を視聴する・ブルーレイの3本立てをご用意しました! 収益の半分は子どもの教育支援団体に寄付させていただく予定です。 チケットは来週以降出来上がりますが、配信チケット、ブルーレイの購入はいつでも受け付けております✨ 動画編集も、ブルーレイに焼くのも、ジャケットデザインと印刷も、何から何まで自分でやる予定。チラシも自分でデザインしました。 ピアノよりパソコンに向き合っている時間が長いという… 正直、不安はたくさんあります。 このコンサートを色々な場所でお知らせさせていただくときも、会場に是非来てください!とは言えないです。 だからといって動画配信やブルーレイでリサイタルなんてどうなのか。 新しい挑戦なので、正直なところやってみないとわかりません。 もしかしたら誰にも聴いてもらえないかも。 寄付するといっても寄付するだけの分が集まらないかも。 でもやっぱりどう考えても、それがリサイタルをやめるという選択肢には繋がらなかったです。 むしろ、この状況でやってみることで本当の答えが分かるような気がします。 ということで、ぜひとも応援よろしくお願いいたします!😌 youtubeページはこちら プロフィール、レッスン情報はこちら

コンサートの入場料金

コンサートの入場料金ってすごく難しい問題です。 何故かというと、音楽を聴くことにどれくらいの金額を出せるか?というのは人によって価値観が結構違っていたりするからです。 ただ、大体の相場は決まっていて、 プロによるクラシックのコンサートの場合、 大体学生さんだと無料~2000円、 中堅だと3000円、 大学で教えているような方や第一線の方で4000円~ 名の売れた方だとそれ以上で、人それぞれです。 こうやって大体決まっていれば悩む必要もほとんどないのですが、 オンラインの配信型コンサートについてはコロナ以降急速に広まっている分野なので、まだあまり確定していません。 私も自分がやるにあたって色々調べてみたのですが、かなり名の売れた方のピアノソロリサイタルの配信の場合、今のところ相場は1000円です。 1000円…! この金額、世の中の皆さんはどう思われるのでしょうか。 配信は生演奏には劣るから、その分安く提供しようというのはもちろんあると思います。 生の空気感というのは、配信にはない生演奏ならではの利点です。 でも配信だからこその利点もあります。 ひとつは移動の時間をかけずに聴けるということ。これは遠方で聴きたいけど聴きに行けない方には大きいです。 もうひとつは、アーカイブを残しておくなら配信時間を過ぎてもいつでも都合の良いタイミングで見れること。忙しくてなかなか都合がつかない人には良いです。 そして映像作りにこだわれば、生演奏では距離があってよく見えない手元もよく見れること。 これらは生演奏にはない利点で、しかもそれを提供する分の初期費用はかなりのものだよ!💸 だから、 ・生演奏と同じ金額にする ・生演奏よりも少し安くする ・生演奏よりめっちゃ安くする(1000円) という選択肢、どれを取ったとしても、どれも間違いではないと思っています。それぞれにちゃんと理由があるからです。 ただし、かなり名の売れた方が取る選択肢は、他の全ての演奏家の基準になります。 有名ピアニストが1000円で配信してるのに、何者でもないピアニストが2000円とかはやりにくすぎるんですね。 その上で、今名の売れたピアニストさんが1000円で配信し

腐らないチーム

今水曜日の10時からやっている「ハケンの品格」。 10年位前にやっていたドラマの第2弾で、あまりドラマは見ないのですが、これはそのときから好きでした。 私は会社に務めたことがないので詳しくないですが、会社には正社員とは別に派遣社員がいて、数ヶ月ごとに契約更新していくので、立場的に弱く、福利厚生が守られていない。 そんな派遣さんの苦労を描きつつ、時給3000円のスーパー派遣である主人公が痛快に正社員どもをなぎ倒していくお話です。 多くの派遣さんは、契約更新してもらってまた数ヶ月仕事を失わずに済む、とほっとするのですが、 主人公のスーパー派遣、大前春子さんは一切契約更新しないと最初から宣言していて、3ヶ月ごとに職場を転々とする働き方をしています。 本当にこんな人いるのかよ笑 と思ってしまいますが、実際にいるかいないかは別として、 3ヶ月ごとに職場を転々とする働き方、めちゃくちゃきついだろうけど、ちょっと面白いな、と思ってしまいます。 終身雇用が当たり前だった遥か昔の時代は、一度会社に入ったら、一生その会社に骨をうずめるつもりで働いたそうですが、 これだけ変化の激しい時代、ずっと同じメンバーで、ずっと同じやり方で、ずっと同じことを惰性でするのは、誰がどう考えたってリスクがありすぎます。 ※惰性でなければありだと思います。ずっと同じメンバーだからこその阿吽の呼吸とかもあるし。でも、それって実際はけっこう難しくて、大抵は誰かが我慢している→だんだん惰性になっていくことが多い。 3ヶ月ごとに新しい世界に投げ出されるのは、大変過ぎて現実的じゃないかもしれないけれど、きっとものすごく世界が広がるんだろうな。 私は実際そこまではやりたくないけど、せめて、自分が所属する団体の中で新鮮な気持ちでいるためにも、 たまには新しい場所に自分を投げ出してみるというのも大事だなと思います。 youtubeページはこちら プロフィール、レッスン情報はこちら

骨盤の角度を気にしてみよう!

この間またオンラインヨガレッスンを受けました。 とてもとても気付きの多い時間でした。 その日のポイントは「腰痛」について。 私自身は腰痛はほとんどないのですが、腰痛の原因から、ヨガがそこにどのようにアプローチしていけるのか、ということまで、丁寧に説明していただきながらポーズをとっていきました。 腰痛の原因は様々あるらしいけれど、ほとんどがレントゲン等をとっても異常が見られない、原因が特定できないものなのだそう。 そうゆうものはストレスや精神面からきていることが多いそうです。 そうゆう場合、呼吸法やポーズを取ること、瞑想といったヨガのアプローチでできることはたくさんあります。 あまり詳しくここに書くことはできませんが、そういったレッスン内容から得るものが多かっただけでなく、気付きもたくさん受け取れました。 ここから先は言われたわけではないけれどなんとなく感じたこと。 結局何をするにも大事なのは「土台」。 そしてその上に「背骨が乗っていること」。 土台は、足ももちろんそうですが、 「骨盤」がかなりキーポイントになります。 骨盤が今 寝ているか(後傾しているか) 立っているか(前傾しているか) 左右どちらかが上になっているか ひねっているか 正面をむいているか この辺を観察して、 骨盤を一番良い位置に置いてあげる 基本的には左右差なく、正面を向いて、前傾気味を意識する場面が多いかな。 ※骨盤を前傾させたらお腹を後ろに引くことも忘れずに! そしてすべての動作が上半身ではなく骨盤先行であること。 これが意外と難しいのですが、これができないと腕を挙げるとか胸を開くといった上半身の動作が苦痛に感じてしまったりします。 骨盤が安定してなかったらそもそも背骨もまっすぐは乗れないんだから、上半身が動かしにくくなるのは理屈としては当然ですよね。 でも骨盤ってよく忘れてしまったする。 たくさん動いている方(上半身)に意識がいっちゃうんですね。 ピアノを弾くことも、ほとんどは上半身での動きですが、骨盤と、骨盤と頭の方までをまっすぐ繋げている背骨があって初めて成り立つ動作だと思います。 あと、骨盤や骨盤周りの支えの筋肉を鍛えるのに効果的なのが、

続々と再開

私が伴奏に行っている中で一番人数の多い合唱団「この灯」も練習再開しました。 再開しない方が良いという意見もある中、多数決で再開が決定され、 パート毎の少人数で、マスクして、換気して、手洗い消毒を徹底してのレッスンです。 現在20~30代の感染者が多い中、私も30代なので、ある程度ご高齢に達している皆さんに万が一にも絶対移さないようにしないと、と気を張りながらの再開です。 だってもしもここからコロナが出たら、、更にそこから死者が出たら… あまりネガティブになりすぎるのは良くないけれど、その可能性を徹底的に潰していくためにも、その可能性をちゃんと意識し続けることが大事。 でも、やっぱり集まって歌うのは良くて、皆で歌う一体感、響きの素晴らしさが感じられます。 ピアノのレッスンはオンラインで成り立っても、合唱ばかりはオンラインでは難しいものがある。 もちろん本番はないし、完全な形での再開もできませんが、こうしてまたこの場所に戻ってこれたことに感謝です。 youtubeページはこちら プロフィール、レッスン情報はこちら

リサイタルの不安

以前こんな記事を書いていたみたい。 「不安との付き合い方」 本当に不安がゼロになることはないですね。 リサイタルを開催する!と決めた瞬間から、練習に迷いがなくなった一方で、常に不安がどこかにあります。 それは、うまく弾けるかなという不安ではなくて、 この状況下でどれだけのことができるんだろう? やること山積みだけど、これ本当に全部できるの? という不安です。 ここからは愚痴。 ~~~~~~~~~~~~~ 今回、会場にお越しいただく他に、動画配信やBlu-ray販売を行うのですが、 私自身初めての試みなので、まず基本的なやり方からひとつひとつ調べることから始めている状態です。 お客さんがどの選択肢をとっても迷うことのないように、できるだけ詳しいやり方をチラシに書き込んでいるのですが、、 知らぬ間に、使う予定だった動画配信サイトの設定が変わってて、使えなくなってしまって… こっちはもう詳しいやり方を何度も精査して文章にしてチラシの文面に起こしたんじゃああああああああああああああああああああ! 今さら変えるとは何事じゃああああああああ! ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ と泣き叫びたいところですが、とにかく新しい媒体を探すところから始めてゼロからやり直しましたよ。 もう少し。あともう少しで正式にお知らせできそうです。 で、本題は不安との付き合い方でしたね。もう不安を通り越してイライラしていますが笑 まず、この状況下でどれだけのことができるのか。 これはもうやってみないとわからないので、できることは全てやって、どんな結果が来ようとも受け入れる準備をしておきたいと思います。 私たちは今、「今まではこうだったから」が一切通用しない世界にいます。 今まで聴いていただいていたお客様に、ぴたっと聴いていただけなくなるかもしれない。 逆に、以前では考えられないくらい多くの方に聴いて頂けるかもしれない。 これは予測不可能で、もう蓋を開けてみないとわからないんです。 ただ不安の正体は、「これだけ苦労して作りあげたのに誰も聴いてくれなかったらどうしよう」です。 あまり考えたくないことではあるけど、目をそらさずにそ

専業主婦のお仕事

ここ数ヶ月間、前より忙しくなった!という人と前より暇になったという人といると思いますが、 当然私は前より暇になった部類の人間です。 なのでこの何ヵ月かは、専業主婦というお仕事を初体験しているような感覚でした。 といっても、オンラインレッスンを続けていたので、完全に専業主婦とも言えないのですが。 家の至るところを大掃除して、だいぶ綺麗になったし、ご飯も身体に良さそうなものをわりと毎日作ってます(どうしてもめんどくさいときは出前します😄) 以前のように、本番やレッスンの準備に追われることなく、本当に自由で穏やかな日々でした。 ただ、自由に練習したり自由に時間を使ったりできる反面、自由にぐうたらもできてしまう。 「自由」というのは、ここまでに絶対やらなきゃならないというようなことが決められていない状態で、 この中で自分を律していくって、わりと難易度が高いんだな、と気づかされました。 それに専業主婦のお仕事って、ひたすら毎日同じじゃないですか。(もちろん、工夫次第でそうじゃなくなるけれど) 私は今まで、曜日ごとに違う場所に行き、違う人と会い、 ピアノを弾くこともあれば教えることもあり、歌や合唱を教えることもあって、ほぼ毎日違うことをしていました。 そのときも、毎日同じ場所で同じ人と同じことをする仕事ってすごいな、私には無理かもな、と思っていましたが、 専業主婦はその最たるものですよね。 しかも家事ってやって当たり前みたいに思われることが多くて、誰かに素晴らしいねって誉めてもらえるわけでもなく、賃金すら発生せず、ただひたすら一人で同じことを繰り返す。 すごいことだと思います。 幸い、各方面のお仕事が順次再開して、7月以降はほぼ日常通りとなりそうです。 もちろん、感染者数があまり多い場合は臨機応変に対応していくつもりですが。 でも今までは、時間に余裕があるときは自分でコンサート企画して何かしらやっていたし、 暇で暇でしかたない、それなのになにもできない、することがない、という、強制的にストップがかかった状況になったことがなかったので、これはこれでとても貴重な経験だったな、と思います。 youtubeページはこちら プロフィール、レッスン情

曇り続きに良い映画

どんよりした日や雨の日が続いていますね。 こんな天気なので、昨日久々に「天気の子」見てみました。 ひたすら雨が降るお話です。 私も大好きな「君の名は」の新海誠監督の次の作品で、一応映画館でも見たんです。 そのときは、面白かったんですが、そこまで大きく感じるものはなかったんですね。 主人公が、あまり初々しすぎるというか、がむしゃらすぎて、共感できなくて。 少なくとも私はもう少年少女ではないし、まあ共感できなくてもしょうがないのかなぁ…と思っていましたが、 今回改めて見て、印象が全然違いました。 まず、実際に今曇り続きのせいもあると思うのですが、 雨からぱーっと晴れていくシーンはそれだけで感動してしまいました。 いつものことだけど、絵が綺麗すぎて! そして、今って、コロナもあって社会全体が息苦しさを感じていて、でも動くこともできなくて、下手なことをするとすぐにでも批判を浴びそうな世の中じゃないですか。 天気の子の主人公もまた、息苦しさを感じて島から東京に飛び出してきた子なのですが、 最後の方では脇目も振らずに一直線に自分の守りたいものに向かって突き進んでいきます。 そこには世間的な正しさとか、まともでいなきゃ、みたいな守りが一切ないんです。 その辺がちょっとバカっぽかったり、青くさ過ぎるように映ってしまって、前見たときは多分それがあまり好きじゃなかったのかもしれないけれど、 今回は素直に感動しました。 今の時期だからこそ、刺さる部分が多い映画だと思います。 youtubeページはこちら プロフィール、レッスン情報はこちら

コンサートの収益の使い道

10月は絶対にリサイタルを開催すると決めています。 今のところ会場には64人のお客様に来ていただけることになっているのですが、 正直この先どうなるかわかりません。 万が一、会場に1人も来ていただけなくなった場合も、 動画配信やDVD販売をするので、どんな形であれ演奏をお届けはできます。 ただ、コロナになる前からぼんやりと思っていたことがあって。 このリサイタルシリーズ、1回目は合唱団のイベントクリエイターである難波さんが企画してくださいましたが、 2回目以降は誰から頼まれたわけでもなく、私が勝手にやりたくてやっています。 もちろん、やりたいことをやっているからそれだけで私は大満足だし、 そこに付き合わされたお客様も、大変有難いことにご満足いただいています。 でも、自分が満足するためだけではなく、 リサイタルを開催することが、リサイタルを聴いていただくことが、 実際に誰かの役に立つような仕組みを作りたいな、と思っていました。 例えば、収益を寄付するとか。 実際のところ、収入源は別にあるので、このリサイタルで自分の収益を上げる必要はないんです。 ただ、今までは、一応プロとしてやるからには、しっかり収益を作って受け取らないと、という意識があったように思います。 収益をちゃんと受けとることで、演奏のクオリティを妥協しない!という覚悟を決めるんですね。 でもコロナを経て、そうゆうのどうでもよくなってしまって。 このコロナの間、合唱関係のお仕事はなにもしていなくて、音取り用のCDを作成したこと以外何もしていないのに、各合唱団からかなりの金額の支援をいただいたんですね。 もうこれで金銭感覚が狂いました。 なにもしてなくてお金いただいたんだから、 やった分だけもらわなくても良くない?って。 この考えが正しいのか間違っているのかよくわかりませんが、 少なくとも私は謝礼が発生しなくても練習を続けていて、 収益が一切得られなかったとしてもきっと私はリサイタルを開催するんだろうな、と実感しています。 とにかく、このアクションを起こすなら、このご時世の今しかないな、と思いました。 ということで、今回のリサイタルで得た収益の一部(未

鍵盤の除菌

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この間鍵盤を交換してもらったときに調律師さんに聞いたのですが、 鍵盤ってアルコール除菌しちゃいけないそうですね。 ひび割れたり、ピアノ内部にまで影響が出ることもあるらしい💦 鍵盤交換前はめっちゃアルコールシートで拭いてました…。 キークリーナーも、鍵盤の材質によっては使えないものもあるようです。 とはいえ、今日はなんと東京のコロナ感染者数100人超え😱😱😱 自粛解除されてこれだけ日常が戻っているんだから、当然というか、予想の範囲内ではありますが… やっぱりショックですよね。 音楽家の立場から愚痴らせてもらえば、 身を削って仕事全部休んだのに、意図も簡単に自粛前の状態に戻ってしまって、 しかもこの状態では今後も本番はありません。 話がそれましたが、 鍵盤はやっぱり除菌したいので、やり方を聞いたら、 台所用等中性洗剤溶液を使用する方法(推奨) 水500ml に対し、1.5g(ペットボトルキャップ約1/3)の割合で希釈した溶液に柔らかい布を浸してから、固く絞って拭いてください。 5分程度たったら、その後、別の布で水拭きと乾拭きを行ってください。 だそうです。 ぴかぴかの鍵盤を保つためにも、やってみようと思います! youtubeページはこちら プロフィール、レッスン情報はこちら

瞑想の大切さ

以前 こちら の記事を書きましたが、 肉体重視型と精神重視型、 人によって身体の感じ方は様々で、このときは迷いもあったのですが、 やっぱり身体と向き合うにあたって、精神面ってものすごく、ものすごく大事だな、と思います。 イメージしたものが身体の質を決定するというか。 あくまで私の中で、なので、すべての人には当てはまらないと思いますが。 ヨガするときも、 ただ筋トレやストレッチするというよりも、 例えば海をイメージしたり、土のイメージ、雨のイメージ、川のイメージ、太陽の光のイメージなど、 そのときによってどんなイメージでも良いと思いますが、 そのイメージを自分の身体の感覚に含めるというか、 そこに瞑想することで、よりポーズが心地よく感じられたりします。 きつい体勢で止まっていても、身体の流れは止まらないんです。 それこそ、川が流れるように。 雨が地面に染み込んで巡るように。 これって音楽演奏するときもそのまま同じだと思うんですけど、 例えば海をイメージした音型、雨をイメージした音型とかありますけど、 そういう音型を弾くときはそうゆうものをイメージして弾きますよね。 ただ単に動作だけを意識するわけじゃない。 そして、イメージがある方が、ただ単に動作だけ意識したときよりも、滑らかになる。 ※動作がまだできてないときは逆に崩壊しちゃうけどね! 精神が身体に与える影響は、言葉にするにはあまりにも微細過ぎるんだけど、 それがないと本当の意味で目的が果たせないよね、という話でした。 youtubeページはこちら プロフィール、レッスン情報はこちら

コロナを乗り切る2つの力

梅雨らしいじめじめが続いていますね☔ 私は嫌いじゃないですが。 コロナウイルスは全然落ち着いていませんが、ほぼ日常が戻ってきています。 ただ、戻ったとはいえ、明らかにコロナ前とは何かが違っています。 何がどう違うのか、というと言葉にしにくいし、 それぞれの立場によって変わり具合も違うと思うので一概には言えませんが…。 社会全体が、まだ恐れを感じながら動いている感じ。 自粛ムードはまだあって、遠慮が蔓延している感じ。 仕事に行くにも、遊びに行くにも、少しの申し訳なさをどこかに感じながら動いていますよね。 仕方がないといえば仕方がないですが、動くと決めた以上は開き直って(※対策はするよ)思いっきり楽しみたいものです。 ところで、少なくとも私はコロナ以降大きく生活が変わってしまいました。 もともとお仕事の大半が合唱関係だったので、、 まず合唱のイベント自体、数年はできないかも。 本番がない上に練習も、人数を減らしてマスクをして、なんとなくみんな遠慮がちに歌う感じで、それでなんとか再開している状態。 歌うということは本来自分を解放することなのに、遠慮がはさまるとどうも難しいです。 これも本来の形に戻るまでには数年かかるかも。 毎年楽しみにしている数多くの合唱イベントが全て中止になり、それにともなって、本番前にしかお会いできない団体は練習もキャンセルになってしまうケースもあり、 お金が入ってこないこと以上に、 単純に寂しい! 自主開催のコンサートも、やってできないことはありませんが、以前のように気軽に開催することはできません。 いわゆるお客さんに来ていただくような通常の形のコンサートは、まだまだ抵抗を感じる方も多いと思います。 常連のお客様にお会いできなくて寂しい😣 音楽というのは不要不急なものなんだと、コロナを通じて痛いほど実感させられている、というのが現状です。 本当に、音楽家にとっては苦しい時代がやってきてしまいました。 金銭面ももちろんですが、私の場合は精神面の方が大きいです。 自分は絶対的に音楽の持つ力を信じているのに、まざまざと不要不急であることを見せつけられているんだから。 ただそれでも、練習

テンポと間の取り方②

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前回 の続きです。 演奏するときに間を取る、といって一番最初に思いつくのは、 がっつり音楽が止まって、しんとなる時間をどれくらい取るか、みたいなことでしょうか。 こういった場合の間の取り方ももちろん大事なのですが、 もっと細かいレベルでいうと、なにもここまでの切れ目でなくても、 ひとつのフレーズが終わった時にどれくらい間を取るか、ということもかなり曲全体の雰囲気に影響します。 例えばこんな感じ。 全く間を取らなかったら。 ここだけ切り取っても分かりにくいと思いますが、曲全体を通したときにこの間は結構なニュアンスの差を生み出します。 更に細かく見ていくと、フレーズの中でも間の違いがあります。 間を意識した場合 間を取らず均一に弾いた場合 なんとなく違いが分かるでしょうか?後の方が少しさらっと聞こえると思います。 この2つの動画でヒントになるのが「スラー」 スラーというのはその音を繋げて弾きましょう、という意味で習ったと思いますが、 それはすなわち音のまとまりを表します。 そして大事なのは、 「スラーは見た目通り、直線でなく曲線」ということ。 曲線を通るので、直線よりも少し時間がかかるんです。 つまり、スラーのかかったフレーズは少し間が伸びるんですね。 逆に刻むような音型の場合は一切のずれなく拍通りに弾きます。 2つめの動画は均一に進んだのに対して、最初の動画はスラーのカーブを感じて進んだので、少し立体的になりました。 このように、拍きっちり進んだり、少し伸びてみたり、音楽の勢いにしたがって加速したり、緩んだり止まったり…という動きを、ちょっとした間の取り方で表現していきます。 そんな間の取り方のコツは、 曲によって、箇所によって千差万別。 奥が深すぎて、とてもここに全てのパターンを書ききることはできません。 でも、これこそ音楽を楽しむ最大ポイントのひとつといって良いと思います😄 youtubeページはこちら プロフィール、レッスン情報はこちら

テンポと間の取り方

音楽を演奏するとき、テンポや間の取り方が大事なのは言うまでもないくらい当たり前の話です。 でも、なぜそんなに大事なのかというと、 テンポひとつでその曲の持つ雰囲気がガラッと変わってしまうからです。 例えばこちらのショパンのピアノ協奏曲、冒頭だけ聴いてみてください。 https://youtu.be/SW5dOtzd4m4 ソリストはアルゲリッチ、指揮者はデュトワ。 かなりサクサク進んでいる感じですが、この曲はこんな感じで演奏されることが多く、スタンダードなテンポだと思います。 対してこちら、ツィメルマンの弾き振りによる演奏です。 https://youtu.be/AnrD9eLReCA こちらは重くたっぷりです。 このように、テンポや間の取り方によって、違う曲?!というくらい雰囲気が変わるのですが、 曲全体の基本テンポが劇的に変わったわけではなくても、 拍の点を感じて演奏するか、流して演奏するかで大分雰囲気が変わってきます。 例えばこちら。 ①拍の点を丁寧に感じた場合。 ②こちらは流した場合 いや、分かりにくいよ、という人は、試しに指でテンポを取ってみてください。 ほんの微妙な違いなので分かりにくいかもしれませんが、落ち着いた中で表現しているのと、さくさくと軽快に進んでいくのとでニュアンスが違います。 これもテンポのコントロールのうちのひとつ。 ただ、こういった微妙な調整はとても難しくて、 例えば、 ①のときに拍の点を意識し過ぎたり、 ずーっと同じように拍の点を感じて弾いたりすると、 ものすごく教科書的でつまらなくなってしまったり、 ②のときに流しすぎて拍の点を一切感じないでいると、 ブレーキの効かない自転車のごとくただただ流れていくだけで表現どころではなくなってしまいます。 かといってメトロノームに合わせて練習すればいい、というものでもありません。 メトロノームは、基本的なテンポをまだ取れない場合は有効なのですが、 当然こういった微妙な調整はできません。 なぜかというと、実際の曲の中では、 フレーズごとに、 もっと言うと音ごとに、 テン

ピアノの鍵盤が生まれ変わりました

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今日、家のピアノの鍵盤を交換してもらいました。 こちらはbefore。 写真だと分かりにくいのですが、少し剥げてしまっていて、 黒鍵は特に木がふやけたような感じになって、少しざらざらしてしまっていました。 何より、鍵盤のフェルトがすれて減ってしまったことで、がたつきがあったり、かなり打鍵が重くなっていました。 ちゃんとしたホールのピアノとかだと、かなり軽い場合が多いので、それに比べるとまるで筋トレのような状態💦 afterがこちら。 新品なのでつるつるぴかぴかだし、 打鍵が滑らかになってすごく弾きやすい! タッチの微妙なコントロールがしやすくなりそうです♪ youtubeページはこちら プロフィール、レッスン情報はこちら

昔の演奏

リサイタルの動画を整理していて、なんとなく2年前と4年前のリサイタルの演奏を聞いてみました。 4年前は28歳にして初めてのリサイタル開催で、 しかも十分に落ち着いて練習できる環境や精神状態ではなかったんですよね。 今思えばよくあの環境で初めてのリサイタルなんかしたな…と思いますが、 初リサイタルって、普通に考えれば相当なプレッシャーで、もうそれだけで押し潰されてもおかしくないはずなのに、 そのプレッシャーを感じられなくなるほどの逆境の最中にいたのだと思います。 そしてそれが逆に良かったんだと思います。 でも、4年前の演奏は下手で、今聞き返すと あ~…💦とむずがゆい部分が多々あります💦 ただ、下手であろうが、環境がどうであろうが、やる!という決断をしてやった演奏は、今聞き返しても励みになります。 年齢を重ねてくると、こうゆう捨て身の挑戦をやろうと思えなくなってくる予感がしています。 プライドが邪魔して周囲の目が気になってしまうかもしれないし、 体力もメンタルもタフではなくなってくるかもしれない。 でもこの時の、 それでもやる!という心境はできるだけ覚えておこうと思います。 2年前の演奏は、さすがに練習できる環境も整っていたので、ぐっと完成度を上げられたな、と思いましたが、やっぱり気になるところもあります。'もっとこうしたかった'っていうのは尽きることがないですね。 これがまたこの2年間で克服できているでしょうか。 というか克服します。 2年前の目標は、 前回よりも完成度を上げて、自分史上最高に「表現」をする ことでしたが、 今回は、なんといってもテーマが「物語(バラード)を紡ぐ」なので、 前回よりも表現の「濃度」を増しに増すことが目標で、 そのためにはもっと身体全体も使いたいし、逆に細かい指の動きも、まるで喋るように滑らかに洗練させたいです。 リサイタルについては詳しいことが決まりましたらまたブログでお知らせしますね🍀 youtubeページはこちら プロフィール、レッスン情報はこちら

2年前のリサイタル動画~イタリア協奏曲

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過去のコンサートの動画や音源の整理をしていたので、 ついでに、その一部を少しずつyoutubeにアップしてみようと思います。 動画を切り取ったりとか、音源と画像を合わせたりとか、少しずつ動画編集やyoutubeに慣れてきた!(今さら) 今日アップするのは、2年前のリサイタルの最初の曲、 バッハ作曲「イタリア協奏曲」より第1楽章です。 リサイタルに向けて直前にドイツに行って、バッハが最高にお得意なシェラー先生のレッスンを受けた後です。 向こうに行くと音が立体的になるから不思議。まだ音にドイツの感覚が残っています。 多分、今は同じ音は出ません笑 youtubeページはこちら プロフィール、レッスン情報はこちら

合唱の再開

合唱の練習を再開し始めています。 とはいっても、少人数の団体を、パートごとなど更に少人数にしてレッスンしています。 会場についたらまず手洗いうがい、 十分に距離を取って席を作って、 たくさん触りそうなところを消毒、 マスクをしながら歌って、 30分ごとに窓やドアを開け放って換気。 換気はすごく重要なので、雨が激しい日や風のない日はどうしよう… 扇風機をドアの近くに置くだけでもかなり違うようです。 が、施設に扇風機はないから、、うちわでも持っていくか。 マスクでも歌うことは可能でした。 ただ、マスク越しな上に距離を取ってるので、みんなの声があまりこっちまでは届かないけれど。 やっぱり対面は良いです。 実感したのは、やっぱり音楽は共有してなんぼです。 一人でじっくり取り組むのも良いけれど、それだけじゃだめ。 誰かと一緒に演奏したり、演奏を聞いてもらったり、共有こそが音楽の最終形態だと、改めて感じました。 今日もたくさんの方と音楽を共有できることに感謝! youtubeページはこちら プロフィール、レッスン情報はこちら

対面レッスン

ここ最近オンラインレッスンをメインに行ってきましたが、対面レッスンを徐々に再開し始めています。 状況が落ち着いたとはまだまだ言えませんが、鍵盤を除菌し、生徒さんには手指の消毒を行っていただき、マスク着用で換気もしながら行っています。 日本全体が、ウイルスとうまく付き合いなから、日常を取り戻す方向に動き始めていますね。 感染者数もまだまだ多いので油断はできませんが、かといっていつまでも動きを止めているわけにもいかず… 色々な判断が難しい部分もありますが、 最大限注意を払いながら行っていこうと思います😄 ご希望の方はどうぞご連絡ください😌 youtubeページはこちら プロフィール、レッスン情報はこちら

ライブ配信

クラシックコンサート、特にリサイタルのようなじっくり聴くタイプのコンサートのライブ配信、私は最初は否定的でした。 やっぱり、演奏者だってお客さんだって、あの空気を共有したくてその場に集まっているわけだから。 画面上では空気の共有はできないから。 でも、本当にそうだろうか? オンラインレッスンしていて思うのですが、 確かに実際の空気を共有はしていないけれど、時間を共有し、 その時間の中で少しでも上達する道を一緒に模索する、 その目的も共有している。 オフラインと同じようにはいかなくても、 限られた環境の中で前進できることは確実にある。 これってコンサートにも当てはまるのでは? 実際の空気を共有できなくても、 その時間を共有し、 一緒にひとつの音楽を楽しもうという目的も共有できる。 実際に会場に足を運ぶのとは違くても、伝わるものは確実にあるのでは、と思います。 今、世の中もどんどんオンラインコンサートの流れになっています。 私のリサイタルのライブ配信にどれくらいの需要があるかは知りませんが、試してみる価値はあるな、と思いました。 それに、利点もあります! コロナ関係なく出掛けられないという方も参加できるし、 当日都合が悪い方も、後から映像を見ることができるし、 DVDを作ることも多分できるし、 実際に会場に足を運ぶのに比べて、気楽に参加できるようになります。 でもライブ配信って、その時見れなかったり不具合が起こると怖いから、、 動画配信とかにするかもしれません😄💦 色々リサーチしてみます! youtubeページはこちら オンラインレッスンをご希望の方はこちら プロフィール、レッスン情報はこちら

身体のこと

今日は少し長くなりますが、今の自分の考えをを書いていきたいと思います。 まだまとまらないことも多くて、 なんか怪しいこと言ってるよ、全然意味わからんよ、と思われるかもしれませんが、我慢してお付き合いください笑 今、身体との向き合い方について、もやもやしていることがあります。 最近、ヨガのレッスンを色々受けたりしていたのですが、改めてインストラクターさんって、喋る仕事だな、と感じました。 ポーズ中は、 今ここに効いています 家でも朝起きたときにこのポーズをやると効果がありますよ といった豆知識を、ずーっと教えてくださっています。 これってすごく大事なことだと思うのですが、 普段から自分の身体に向き合う習慣がない人は、いざ家で同じことをしようと思っても、なんとなく形だけポーズを取るだけで終わってしまったりする。 それだと、形は同じことをしていても、効果が感じられなかったりする。 でもレッスンの中で、今ここに効いているよ、と言われると、本当にそこに効いているという「意識」を持ってポーズを取ります。 「意識」と「実際のポーズ」の両攻めで、身体にアプローチしているわけです。 これなら、身体に向き合う習慣のない人にも効果が分かりやすく感じられます。 で、ふと思ったのですが、極端な話、 一切「意識」を使わずにポーズだけ取った場合と 一切ポーズを取らずに「意識」だけ使った場合 つまり、 ①何も意識せず形だけポーズを取るのと、 ②ただ座った状態で、今ここに効いている、というイメージだけ持つのと、 どっちの方が効果が出るんだろう?と。 普通に考えたら、②よりは①の方が効果がありそうです。 ベストではなくても、とりあえず物理的には効果がありそうじゃないですか。 仮に、 ①の方が効果が感じられるけど②では全く効果が感じられない人→肉体重視型 逆に①では効果が感じられないけど②では感じられる→精神重視型 とします。 私は、これは両方ありえると思っています。 精神重視型がありえると思えるのは、実際にポーズを取らなくても、 「思い」や「意識」を使って身体の質が変わった、という経験を、アレクサンダー・テク

バンダ

以前、 中心軸の整え方 という記事を書きましたが、 ここで基本になっている考え方として、ヨガのバンダというのがあります。 バンダには、「錠」「封」という意味があって、 引き締めることでエネルギーを外に逃がさず効率よく使えるようになるためのテクニックです。 一番大事なバンダが3ヵ所あって、ここを意識すればかなり中心軸がしっかりします。 ひとつめが「ムーラバンダ」といって、 これは以前の記事でも書いた、骨盤底筋の引き締め、トイレを我慢するときみたいな感覚です。 「ムーラ」とは根という意味で、ここが全ての動きの基本になると思います。 次に「ウディヤーナバンダ」 これはおへそを背骨に引き寄せる感覚。お腹全体を凹ませる感じ。これもこの前出てきました。 更に感覚を掴むためには、 息を吐ききってお腹も凹ませた状態で、肋骨だけ広げると、みぞおちが背骨に引き寄せられて べこっとくぼみができます。 このときみぞおちの力は抜ききって、内側に引き寄せられるのに任せてください。 ※満腹時やお腹の調子が悪いときはやらないでください! これやっているときは呼吸ができないので、もちろん演奏中はできませんが、一度感覚をつかんでおくと、ここぞ!というときの力み方がわかります。 最後に、「ジャランダラバンダ」 首と頭の出会う場所で、のどの奥を軽く締め付けて、わざと摩擦音を立てて呼吸すると、感じられます。 演奏中に呼吸の音を出すのは良くないとされているので、音がしないように気をつけないといけませんが、 首と頭の出会う場所はとても大事な場所で、私はいつもこの辺りで音の響きを感じています。 どのバンダも、呼吸を手がかりにして、身体の内側の深いところの力の使い方を感じるものです。 youtubeページはこちら オンラインレッスンをご希望の方はこちら プロフィール、レッスン情報はこちら

リングフィットアドベンチャー

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コロナ太りが深刻化している今日この頃、いかがお過ごしでしょうか? 本当に痛感しました。 日頃、毎日のようにでかけて仕事させていただくことが、 1か月のうちに何度かある本番をやるために気を張ることが、 どれだけカロリーを消費していたかを。 少し食べる量を減らして、ヨガをするだけでは全く歯が立たないようです。 それだけ日頃のカロリー消費は大きかったようです。 それで、こんなの始めてみました。 リングフィットアドベンチャーという、筋トレしないと先に進めないゲーム。 夫が買ってきたのに便乗したのですが、 私は筋トレはやりたくないので、ジョギングオンリーのメニューでやってみました。 そしたら、汗がすごくて、身体が熱い!燃えてる! 昔ジョギングよくしていたけど、この感じ、久々です! ヨガも燃焼はしてるけど、やっぱりジョギングは燃焼率が違う。 体重増加に歯止めをかけるには、これは避けて通れない気がする…😄 ただ、ジョギングだけのコースでも、腕を使う筋トレ的なのが少しだけどどうしても入ってしまっていて、その動きがあまり好きじゃないので、 天気の良い日は外に走りに行こうかな、と思います🏃 youtubeページはこちら オンラインレッスンをご希望の方はこちら プロフィール、レッスン情報はこちら