合唱ピアニストのお仕事
今日は私が普段どのようなお仕事をしているかをご紹介しようと思います♪
今一番やっているのは合唱ピアニストのお仕事。
レギュラーで4団体のピアノを弾かせていただいています。
本番も弾きますし、普段のレッスンからピアノで一緒に音楽作りをしています。
たまに臨時で他の合唱団のレッスンに伺うこともあります。
今まで本当にいろいろな合唱団に伺いましたが、団によって個性が全然違います!
指揮者の先生のカラーも違いますし、団員さんが合唱に対してどんなことを求めているかによっても変わってきます。
団の定期コンサートとは別に一人一人が自分のコンサートを開いてしまうくらい、やる気に満ちた合唱団から、
本番はできるだけしたくない!人前で歌いたくない!1曲覚えるのも大変!という合唱団まで、
本当にいろいろ。
やる気のある合唱団に対してはどこまでも妥協しないで、自分の持てる専門技術を全投入する必要がありますし、
覚えられないわ!本番はいやよ!と一見やる気のない発言をする団でも、歌いに来てる以上は歌いたい欲求があるはずなので、そこをどう引き出すか試行錯誤したりします。
とにかく団によって求められるものは全く違います。
ですが合唱ピアニスト、特に練習時のピアニストの一番の仕事は、
指揮者(指導者)のサポートをすること。
指揮者の向かいたい方向性をくみ取って、それをピアノでサポートしていきます。
音楽の流れ、雰囲気、のみならず、
音が危ないパートがあればこっそりそのパートの音を織り混ぜたりしながら伴奏したりします。
耳は全てのパートが聴けていて、指揮者も楽譜も見えていて、その上で自分のパートを弾いている感じです。
スコアリーディング能力も求められます。
つまりピアノパートだけでなく、ソプラノアルトテノールバス、多くて合計6段の楽譜が同時に読めて、その時々によっていつでも必要な音を取り出せる能力。
ちなみに私、そんな器用なことはもともとできるタイプの人間ではないのですが、、
やってるうちにできるようになってきました!
でもなんだかんだ言って合唱ピアニストのお仕事を始めて10年くらいになるので、
どんなにできないことでも10年もやっていればある程度できるようになるんだな、と思います。
ですが、合唱ピアニストはなろうと思ってなるものではありません。
合唱に縁のあった人が、気づいたらなってる、みたいな感じです。
上にも書いたように、合唱ピアニストに求められる能力は必ずしもソロピアニストに求められる能力と同じではないので、ピアノがうまければうまいほど、というようなものでもありません。
合唱に縁があって、いろいろな合唱の現場に顔を出すうちに、自然とスキルが身に付いていくものなんだと思います。自分一人で鍛えられる能力ではありません。
でも一番手っ取り早いのは、合唱ピアニストとして経験を積んだ人の仕事っぷりを実際にそばで見ることだと思います。
また、上手なピアノと歌えるピアノは別なので、歌の呼吸がわかっていないと難しいです。
ソロで素晴らしい演奏が出来ても、歌の伴奏だと歌いにくい、というケースもたくさん聞きます。
歌は呼吸の取り方や言葉の都合などがあるので、微妙なテンポの揺れや誤差があるんですね。
そこを汲み取らないと、歌い手さんの呼吸が浅くなり、身体が浮いて声が出にくくなってしまったりするわけです。
また、これだけいろいろやっている割りに、注目はそこまでされません笑
注目はされませんが、ピアニストひとつで歌の質がガラッと変わるほど、大きな役割を担っています。
馬車があって、馬車に乗っている人が合唱団員、指揮者が御者だとしたら、ピアニストは馬です。
この例えがあってるかどうかよくわからないけど笑
とにかく自分が主役ではないので、
あくまで縁の下の力持ちです!
と、いろいろ奥深い合唱ピアニストの世界でした♪
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今一番やっているのは合唱ピアニストのお仕事。
レギュラーで4団体のピアノを弾かせていただいています。
本番も弾きますし、普段のレッスンからピアノで一緒に音楽作りをしています。
たまに臨時で他の合唱団のレッスンに伺うこともあります。
今まで本当にいろいろな合唱団に伺いましたが、団によって個性が全然違います!
指揮者の先生のカラーも違いますし、団員さんが合唱に対してどんなことを求めているかによっても変わってきます。
団の定期コンサートとは別に一人一人が自分のコンサートを開いてしまうくらい、やる気に満ちた合唱団から、
本番はできるだけしたくない!人前で歌いたくない!1曲覚えるのも大変!という合唱団まで、
本当にいろいろ。
やる気のある合唱団に対してはどこまでも妥協しないで、自分の持てる専門技術を全投入する必要がありますし、
覚えられないわ!本番はいやよ!と一見やる気のない発言をする団でも、歌いに来てる以上は歌いたい欲求があるはずなので、そこをどう引き出すか試行錯誤したりします。
とにかく団によって求められるものは全く違います。
ですが合唱ピアニスト、特に練習時のピアニストの一番の仕事は、
指揮者(指導者)のサポートをすること。
指揮者の向かいたい方向性をくみ取って、それをピアノでサポートしていきます。
音楽の流れ、雰囲気、のみならず、
音が危ないパートがあればこっそりそのパートの音を織り混ぜたりしながら伴奏したりします。
耳は全てのパートが聴けていて、指揮者も楽譜も見えていて、その上で自分のパートを弾いている感じです。
スコアリーディング能力も求められます。
つまりピアノパートだけでなく、ソプラノアルトテノールバス、多くて合計6段の楽譜が同時に読めて、その時々によっていつでも必要な音を取り出せる能力。
ちなみに私、そんな器用なことはもともとできるタイプの人間ではないのですが、、
やってるうちにできるようになってきました!
でもなんだかんだ言って合唱ピアニストのお仕事を始めて10年くらいになるので、
どんなにできないことでも10年もやっていればある程度できるようになるんだな、と思います。
ですが、合唱ピアニストはなろうと思ってなるものではありません。
合唱に縁のあった人が、気づいたらなってる、みたいな感じです。
上にも書いたように、合唱ピアニストに求められる能力は必ずしもソロピアニストに求められる能力と同じではないので、ピアノがうまければうまいほど、というようなものでもありません。
合唱に縁があって、いろいろな合唱の現場に顔を出すうちに、自然とスキルが身に付いていくものなんだと思います。自分一人で鍛えられる能力ではありません。
でも一番手っ取り早いのは、合唱ピアニストとして経験を積んだ人の仕事っぷりを実際にそばで見ることだと思います。
また、上手なピアノと歌えるピアノは別なので、歌の呼吸がわかっていないと難しいです。
ソロで素晴らしい演奏が出来ても、歌の伴奏だと歌いにくい、というケースもたくさん聞きます。
歌は呼吸の取り方や言葉の都合などがあるので、微妙なテンポの揺れや誤差があるんですね。
そこを汲み取らないと、歌い手さんの呼吸が浅くなり、身体が浮いて声が出にくくなってしまったりするわけです。
また、これだけいろいろやっている割りに、注目はそこまでされません笑
注目はされませんが、ピアニストひとつで歌の質がガラッと変わるほど、大きな役割を担っています。
馬車があって、馬車に乗っている人が合唱団員、指揮者が御者だとしたら、ピアニストは馬です。
この例えがあってるかどうかよくわからないけど笑
とにかく自分が主役ではないので、
あくまで縁の下の力持ちです!
と、いろいろ奥深い合唱ピアニストの世界でした♪
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