ピアノを弾くときの小指の存在

指の話シリーズ第2弾。今日は小指。

親指がパワー、グラウンディング、豊かさだったのに対し、

小指はそんなにパワフルな指ではないので、

響きを立たせる、ということが大事な役目になってきます。

なんというか、親指が下への充実感だとしたら、小指は上へのきらびやかさみたいな感じ?

そんなものを担っているように感じます。

一番はしっこに生えている小指は、
ついついポジションが下がりがちなのですが、そうすると響き全体が綺麗にすとんと響かなくなってしまいます。

初心者はこうなりがちですが、


こうやって衝撃を支えられるのが理想的!




もうひとつ大事なのは、小指は
左手ではバス(一番下の低い音、音楽の根幹になる音)を、
右手ではメロディを担当することが多いのです。

合唱でいえば、ソプラノとバスを担当するようなもの。

もしソプラノのメロディが蚊の鳴くような声で全然聞こえなかったら残念ですよね。

バスも大事な音はたくさん響かせたい。

それを一番筋力の弱い小指が担当する場面が多いのです。

それも、ツンツンピンピンと突きさすような音にならずに。

そうとう上手に響きを感じてあげないと難しいですよね。

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ちなみにハープでは小指は使いません!

使わないですが、そのために逆に力が入りやすく、そうすると他の指の妨げになってしまうので、いつも余分な力が入っていないこと、内側にしまっておくことが大事。


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