ピアノを弾くときの親指の存在

パワー
グラウンディング(地に足がついた感じ)
ハーモニーの厚さ、豊かさ

親指の持つ特性ってこんな感じだなぁ~と、常日頃思います。



親指って、他の指と違う方向に生えてますよね。



そのため、ピアノを弾くときにも、扱いが難しい、でもキーポイントになる指でもあるんです。

とにかく無駄な力が入りやすい。
すると他の指も影響を受けてしまったりします。

よく子どもの頃に、ピアノを弾くための手の骨格造りとして、
親指の付け根の関節を出した状態で弾く訓練をかなり時間をかけてやるんですね。

ここの関節⬇



これが出来るようになると手の中の空間を開けたまま弾けるようになります。

物理的に手がたくさん開くだけでなく、

変な力が入りにくい状態になるので、扱いにくかった親指がぐんと使いやすくなります。もちろん連動して他の指も!


そして、他のどの指よりも太く、大きな筋肉と繋がっている親指は、

パワフルな音を出すときに必要不可欠!(パワー)

そして親指がちゃんと鍵盤の一番下まで乗ってくれると、他の指は安心して動くことができる。(グラウンディング)

左手でも右手でも和音を弾くとき、親指は、一番上や一番下の音ではなく、中の音を弾く場面が多いので、親指がちゃんと使えることでハーモニーが厚く豊かになる。(ハーモニーの厚さ、豊かさ)

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余談ですがハープでも親指はとても大事で、他の指とは弦をはじく方向が逆で、全体の掴み具合を支える存在でもある。

そしてやっぱりここの関節が大事!



両方の楽器で大事なのは、骨格をしっかりすることで、手の中の空間を広げて、筋肉に余分な力が入らないようにするということなんですね。

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次回は小指について😌
いつも読んでいただきありがとうございます♥


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