曲目紹介~シューベルトのヴァイオリンソナタ

コンサートの曲目紹介✨



今日はシューベルトのヴァイオリンソナタです。

この曲が作曲されたのは1817年。シューベルト20歳の頃です。
ちょうどこの頃、「シューベルティアーデ」という、シューベルトの新作を聴くための私的なサロンコンサートが最盛期を迎えていました。


その様子はこんな感じ。

※ウィキペディアより

この小さな部屋で、シューベルトを囲んで、きっとこのヴァイオリンソナタも演奏されていたのでしょうか?


今回の会場、紀尾井町サロンホールも、こじんまりしたお洒落なホールなので、シューベルティアーデのような空間を作れたら…✨と思っています。



さて、この曲は、ピアノとヴァイオリンがお互いに掛け合いを楽しみながら、音で遊んでいるかのような曲です。


第1楽章は、物語の始まりを告げるように、ゆったりと語り出すように始まります。

歌曲の王と呼ばれるシューベルトですが、

「太陽が照っていて、木の葉はきらめき、そよ風が吹いて…」というような歌詞が浮かんできそうなほど気分の良い曲です。


第2楽章はまさに音の遊び。前回の記事でも紹介したスケルツォ楽章にあたります。スケルツォはイタリア語で冗談という意味。まさにそんなイメージの曲です。


第3楽章はゆったりした楽章。スケルツォ楽章とゆったりした楽章の順番が、フォーレとは逆ですね。

シューベルトは転調の魔術師とも言われています。
ふっと別の世界に一瞬で連れていかれるような転調が、この曲の中には何度かあります。


第4楽章は、ピアノとヴァイオリンの掛け合いが一番おもしろいです。同じメロディを順番に演奏したり、2小節ずつ交互に演奏して掛け合ってみたり、会話しているみたいでおもしろい!
転調の魔術もしっかり施されています✨



※お席の状況ですが
満席→若干名様ご案内できます。




プロフィール、レッスン情報はこちら

このブログの人気の投稿

ブログリニューアル

小さい手でピアノを弾く

岩崎結 プロフィール・レッスン情報

カルメンによる華麗な幻想曲~7月8日コンサートから

7月8日コンサート・共演者紹介

ショパンと第9

合唱ピアニストのお仕事

ピアノを弾くときの小指の存在

ハープ届きました!

あけましておめでとうございます🎍