手応え

この間、
1回1回の練習に手応えは感じられなくても、続けることでできるようになっていく

と書きましたが、


私は以前は、手応えをいつも求めていたような気がする。

うまくいった!
うまく弾けた!
うまく教えられた!


物事を初めたてのうちは、少しやればすぐに手応えが返ってくる。

でもある程度極めたら、手応えって、気まぐれの神様のプレゼントみたいに、たまーにぽろっとやって来るだけなんですよね。

日常的には、ほぼないといっても良いかもしれません。
あるとすれば、次々に見えてくる課題だけ。
そのために試行錯誤して、
気づいたら夢中になって体温が上がって、
ちょっと元気になっている自分がいるだけ。


もうここまで来たら、ひとつひとつの過程を楽しむだけなんだと思います。

課題を見つけたり、出来ないことを発見したらラッキー。またそこに濃密な時間をじっくりとかけることができるから。
そしてたまーにぽろっと手応えが来たら更にラッキー!

こんなことをただ淡々と繰り返していく。


華やかな本番の舞台の裏側は、大体こんな感じなのではないかと思います。




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