問題点を見つける

自分で問題点を見つけることの大事さ


何かに取り組んでいて、上達しよう!と思ったとき、私たちはより良くする方法を考えますよね。

いろんな人の意見を聞いたり、先生の言うことを聞いたり。その中にたくさんのヒントがあると思いますが、

ただやみくもにそれを実践しても、本来の自分の問題点を自分でわかっていないと、意味がないのかもしれません。


例えば、仮にAさんとBさんがレベル等が同じ状態にあったとして、

Aさんはもっとダイナミックさが欲しい→ダイナミックさが足りないことを問題にしている

Bさんはもっと音楽の文脈を整理して、理解して弾きたい→理解が足りていないことを問題にしている

という場合、Aさんはダイナミックに対して意識がいっていて、それに対して工夫をすると思いますが、音楽理解に対してはそこまで意識がいかない。

逆にBさんは音楽理解に対して意識がいっていて、ダイナミックにするにはどうすれば良いかということに対しては意識がいかない。


で、この状態で、Aさんに音楽理解に対する情報が回ってきても、右から左に流れていってしまうかも。
でもダイナミクスに関する情報は、きっと受け取ると思う。
Bさんも同じ。


問題点は、自分がそれを問題点だと思わなければ、存在できない。




逆に問題を見つけた時点で、その解決はもうほとんどなされているのかもしれません。問題の種類にもよるけど。


音楽に限らず、例えば私なんかは、
仕事が忙しいときとかはどんなに部屋が散らかっていても全く気にならない(気にしている暇がない)のですが、ひとたび掃除モードになると、かなり細かいところまで気にし出す。気にしてない時は見てすらいない所まで気にし出す。

で、気にするとやる。
でも気にしないといつまでも放置する。



問題点を見つけ出す、ということが実は一番難しいのだと思います。

しかもこれは誰かにしてもらうことはできず、自分がすることだということ。
誰かの言ったことがきっかけになることはあっても、基本的には自分の内部で、それを意識に上げるという行為があってのものです。


なので、問題点を見つけ出すために一番手っ取り早い方法は、自分の考えを言語化する習慣を持つことかもしれません。


というのも、この記事の内容は、久々にブログ再開してみて、ふと思ったことなのです。

ちゃんとブログ再開しよう!と思った途端、今まで見逃していたことに目がいくようになったのです。


このお話はまだ終わらないので、次回に続きます🍀


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