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この灯コンサート終了しました

合唱団この灯コンサート、終了しました! 高校生のとき初めて聴いて感動した、憧れの「カンタータこの灯を永遠に」 なんだかあっけなく夢が叶ってしまったなぁ。 本番も本当にあっという間でした。 こんなにさらさらと時間って流れていってしまうものなんだなー。 ピアノをやっている身としてとても羨ましいのが、表現媒体に言葉という手段がある、ということ。 歌や演劇は、言葉を使う分、具体的なものを表現できる。 でもピアノは単体では抽象的なものしか表現できなくて、 でも、それを語りや歌、演技と一緒に行うことで、限りなく可能性が広がる。 あたかも原爆投下という歴史的な出来事を、今目の前で体験したかのような空間を生み出すことができる。 数時間のあっという間に終わって消えてしまうけれど、そこに残る印象は計り知れないものがあります。 そのひとこまを微力ながらも少しでも担うことができて、今回本当に貴重すぎる経験をさせていただきました。 またピアニストとしていろいろな力を蓄えていきたい!というモチベーションも改めて湧いてきました! ご来場くださった方、舞台でご一緒した方、今回はいらっしゃれなかったけれど遠くで見守って下さった方々も、本当にありがとうございました!🍀 プロフィール、レッスン情報はこちら

おぞましさと憎しみと

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合唱団この灯演奏会 いよいよです。 もう一度改めて、よーく「カンタータこの灯を永遠に」を見直してみる。 いろんなことを見直してみる。 原爆のことを扱ったこの作品、 改めて、 私たちが表現しようとしているもののあまりの重さに、しばらく動けなくなってしまいました。 どれだけおぞましかっただろう。 どれだけ憎かっただろう。 それを全て受け止めた上で、希望の物語として、舞台で表現したいと思います。 私は全体のサポートでありながらも、前に出て表現する場面もたくさん。 舞台の上でしっかり呼吸をしたいと思います。 奇跡的にまだ自由席はあるとかないとか? ちゃんと把握してないのですが、ご興味のあるかたは私までご一報ください。 本当に、少しでも多くの方に聴いていただきたいです! どうぞよろしくお願いいたします。 ふう…書いている間に落ち着いてきました笑 カンタータ「この灯を永遠に」については こちら プロフィール、レッスン情報はこちら 今後の出演情報はこちら

集中して取り組めるものがある幸せ

夢中になれるものがあるのはいいこと とよく言うけど、 それは必ずしも楽しいことばかりじゃない。 むしろ物事に真剣に取り組み始めると、苦労したりイライラしたりする部分も出てきたりして、 どこまでいってもこれで完成、はなくて こんなに大変ならもしかして、真剣に取り組まない方が良かったんじゃないか?とさえ思ってしまったりするかもしれません。 でもね、実は「完成させること」が目的ではないと思います。それはオマケみたいなものでね。 集中しているときは、自分そのものに対して意識が向いていて、 それを長年続けることで、 自分を知ることができます。 どんな刺激にどう反応する自分がいるのか。 それは良い悪いではなくて、ああ、自分はそうなんだな、とただ知るだけ。 でもこのただ知るだけ、というのが、なんで?!っていうくらい出来ないものなんです。 それを知れることが、何よりもお金に変えられない財産なんじゃないか、と思います🍀 たったそれだけのことなのに、どんなに時間をかけてもまだまだごっそりと新たな発見がある。 一生飽きませんね✨ プロフィール、レッスン情報はこちら 今後の出演情報はこちら

風景

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昔はよくわからなかったんたけど、私風景を見るのが好きです。 特に自然、その中でも水関係(川、海、湖、滝…)は好き。空や大地(山や岩)もいい。 今までで特に印象に残っているのが、 長野県上高地の透き通った川の色、音 山の雄大さ アメリカ・セドナの赤い岩の色 セドナの写真はこちら この間金沢行った時に見えた、遠くに山が連なっている様子 (写真ないけど、本当に180度連なっててすごいの!) 近所の川と夕陽 話が変わるのですが、パフォーマンスを向上させるために何をすれば良いか? ひとつは練習すること そしてもうひとつ これはとても大事なことだけど、誰も教えてくれないし、自分でつかむにはあまりにも抽象的すぎるもの リラックスすること。 それも、緊張したときだけ都合よくリラックスとかじゃなくて、 常日頃から、リラックスの状態に入る練習をしておく必要があります。 私は練習に入る前には必ずそういった時間を取って、自分に戻ってから演奏に入るのですが、 そのときにこの印象に残った風景というのがとても助けになることがあります。 川の流れる感じ 自分の身体の中をこんな清流が流れていくイメージ どんどん身体の内側が綺麗になっていくイメージ セドナの赤い岩 大地との一体感。しっかり下につながっている感覚。 山の連なり 視野の広さ 世界の広がり、空間の広がり具合 こういったものを前にしているとき、ぐっと肩をいからせ、お腹を固めて身体を小さくして緊張している、ということはありえないんです。 その場の空間に合わせて自分の身体も広がるでしょうし、自分の中の滞ったエネルギーも川が流れるのと同じように流れ始めるし、大自然にすっぽり包まれている安心感を感じられる。 何も曲が水だの山だのを表現した曲でなくても、こういうイメージはどんなときでも使えます。 なのでこういった風景には、お金をかけても出会いに行くことを惜しみません! もちろんお金なんかかけなくても、近所の川でもふと見上げた空でも、びっくりするくらい綺麗なことがあります。 今日の川はきらきらして澄んでいてとても綺麗だった♪ そのイメージをよーく覚えておく。 その積み重ねが、リラックスに繋がります。 も

シューベルト

一昨日はコーラスミモザのコンサートでした! いつも温かく和やかな雰囲気のコンサート。 すごいのは、毎年12月に必ず開催していること!素晴らしいですね✨ 私は毎年、伴奏とソロを弾かせていただいています。 今年のソロは、 シューベルトの即興曲op.90-3 ラヴェルの道化師の朝の歌 11月5日があまりにも大変過ぎたので笑 ささやかなものを弾きたくなってシューベルトを選びました。 この曲は、私が初めてドイツにマスタークラスを受けに行ったときに持っていった、特別な曲。 とてもメロディが綺麗で、シューベルト独特の転調マジックが生きていて、 そしてきっと大きい場所ではなく小さなサロンで演奏することを想定しているのか、全く媚をうっていないというか、シンプルで、奇をてらってないのです。 本当にほっとする😌 でもラヴェルの道化師の朝の歌と合わせてプログラムを組んでみると、 やっぱりそれなりの大きさの会場でグランドピアノという楽器に向き合ったとき、近現代やロマン派の華やかな作品は強いな、と改めて、改めて思いました。全てを蹴散らすインパクトがあります。 それでも敢えて、派手さで惹き付けるのではなく、シンプルな中の小さな変化のひとつひとつに驚きながら、じっくりと編み上げて作っていくシューベルトの音楽に久しぶりに向き合えて、良かったなぁと思います。 でもこの曲は歌を聴いているような癒される曲のように見えて、弾く方はぴりぴりに神経を使う、超テクニカルな曲です笑 プロフィール、レッスン情報はこちら 今後の出演情報はこちら