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6月, 2020の投稿を表示しています

コロナを乗り切る2つの力

梅雨らしいじめじめが続いていますね☔ 私は嫌いじゃないですが。 コロナウイルスは全然落ち着いていませんが、ほぼ日常が戻ってきています。 ただ、戻ったとはいえ、明らかにコロナ前とは何かが違っています。 何がどう違うのか、というと言葉にしにくいし、 それぞれの立場によって変わり具合も違うと思うので一概には言えませんが…。 社会全体が、まだ恐れを感じながら動いている感じ。 自粛ムードはまだあって、遠慮が蔓延している感じ。 仕事に行くにも、遊びに行くにも、少しの申し訳なさをどこかに感じながら動いていますよね。 仕方がないといえば仕方がないですが、動くと決めた以上は開き直って(※対策はするよ)思いっきり楽しみたいものです。 ところで、少なくとも私はコロナ以降大きく生活が変わってしまいました。 もともとお仕事の大半が合唱関係だったので、、 まず合唱のイベント自体、数年はできないかも。 本番がない上に練習も、人数を減らしてマスクをして、なんとなくみんな遠慮がちに歌う感じで、それでなんとか再開している状態。 歌うということは本来自分を解放することなのに、遠慮がはさまるとどうも難しいです。 これも本来の形に戻るまでには数年かかるかも。 毎年楽しみにしている数多くの合唱イベントが全て中止になり、それにともなって、本番前にしかお会いできない団体は練習もキャンセルになってしまうケースもあり、 お金が入ってこないこと以上に、 単純に寂しい! 自主開催のコンサートも、やってできないことはありませんが、以前のように気軽に開催することはできません。 いわゆるお客さんに来ていただくような通常の形のコンサートは、まだまだ抵抗を感じる方も多いと思います。 常連のお客様にお会いできなくて寂しい😣 音楽というのは不要不急なものなんだと、コロナを通じて痛いほど実感させられている、というのが現状です。 本当に、音楽家にとっては苦しい時代がやってきてしまいました。 金銭面ももちろんですが、私の場合は精神面の方が大きいです。 自分は絶対的に音楽の持つ力を信じているのに、まざまざと不要不急であることを見せつけられているんだから。 ただそれでも、練習

テンポと間の取り方②

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前回 の続きです。 演奏するときに間を取る、といって一番最初に思いつくのは、 がっつり音楽が止まって、しんとなる時間をどれくらい取るか、みたいなことでしょうか。 こういった場合の間の取り方ももちろん大事なのですが、 もっと細かいレベルでいうと、なにもここまでの切れ目でなくても、 ひとつのフレーズが終わった時にどれくらい間を取るか、ということもかなり曲全体の雰囲気に影響します。 例えばこんな感じ。 全く間を取らなかったら。 ここだけ切り取っても分かりにくいと思いますが、曲全体を通したときにこの間は結構なニュアンスの差を生み出します。 更に細かく見ていくと、フレーズの中でも間の違いがあります。 間を意識した場合 間を取らず均一に弾いた場合 なんとなく違いが分かるでしょうか?後の方が少しさらっと聞こえると思います。 この2つの動画でヒントになるのが「スラー」 スラーというのはその音を繋げて弾きましょう、という意味で習ったと思いますが、 それはすなわち音のまとまりを表します。 そして大事なのは、 「スラーは見た目通り、直線でなく曲線」ということ。 曲線を通るので、直線よりも少し時間がかかるんです。 つまり、スラーのかかったフレーズは少し間が伸びるんですね。 逆に刻むような音型の場合は一切のずれなく拍通りに弾きます。 2つめの動画は均一に進んだのに対して、最初の動画はスラーのカーブを感じて進んだので、少し立体的になりました。 このように、拍きっちり進んだり、少し伸びてみたり、音楽の勢いにしたがって加速したり、緩んだり止まったり…という動きを、ちょっとした間の取り方で表現していきます。 そんな間の取り方のコツは、 曲によって、箇所によって千差万別。 奥が深すぎて、とてもここに全てのパターンを書ききることはできません。 でも、これこそ音楽を楽しむ最大ポイントのひとつといって良いと思います😄 youtubeページはこちら プロフィール、レッスン情報はこちら

テンポと間の取り方

音楽を演奏するとき、テンポや間の取り方が大事なのは言うまでもないくらい当たり前の話です。 でも、なぜそんなに大事なのかというと、 テンポひとつでその曲の持つ雰囲気がガラッと変わってしまうからです。 例えばこちらのショパンのピアノ協奏曲、冒頭だけ聴いてみてください。 https://youtu.be/SW5dOtzd4m4 ソリストはアルゲリッチ、指揮者はデュトワ。 かなりサクサク進んでいる感じですが、この曲はこんな感じで演奏されることが多く、スタンダードなテンポだと思います。 対してこちら、ツィメルマンの弾き振りによる演奏です。 https://youtu.be/AnrD9eLReCA こちらは重くたっぷりです。 このように、テンポや間の取り方によって、違う曲?!というくらい雰囲気が変わるのですが、 曲全体の基本テンポが劇的に変わったわけではなくても、 拍の点を感じて演奏するか、流して演奏するかで大分雰囲気が変わってきます。 例えばこちら。 ①拍の点を丁寧に感じた場合。 ②こちらは流した場合 いや、分かりにくいよ、という人は、試しに指でテンポを取ってみてください。 ほんの微妙な違いなので分かりにくいかもしれませんが、落ち着いた中で表現しているのと、さくさくと軽快に進んでいくのとでニュアンスが違います。 これもテンポのコントロールのうちのひとつ。 ただ、こういった微妙な調整はとても難しくて、 例えば、 ①のときに拍の点を意識し過ぎたり、 ずーっと同じように拍の点を感じて弾いたりすると、 ものすごく教科書的でつまらなくなってしまったり、 ②のときに流しすぎて拍の点を一切感じないでいると、 ブレーキの効かない自転車のごとくただただ流れていくだけで表現どころではなくなってしまいます。 かといってメトロノームに合わせて練習すればいい、というものでもありません。 メトロノームは、基本的なテンポをまだ取れない場合は有効なのですが、 当然こういった微妙な調整はできません。 なぜかというと、実際の曲の中では、 フレーズごとに、 もっと言うと音ごとに、 テン

ピアノの鍵盤が生まれ変わりました

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今日、家のピアノの鍵盤を交換してもらいました。 こちらはbefore。 写真だと分かりにくいのですが、少し剥げてしまっていて、 黒鍵は特に木がふやけたような感じになって、少しざらざらしてしまっていました。 何より、鍵盤のフェルトがすれて減ってしまったことで、がたつきがあったり、かなり打鍵が重くなっていました。 ちゃんとしたホールのピアノとかだと、かなり軽い場合が多いので、それに比べるとまるで筋トレのような状態💦 afterがこちら。 新品なのでつるつるぴかぴかだし、 打鍵が滑らかになってすごく弾きやすい! タッチの微妙なコントロールがしやすくなりそうです♪ youtubeページはこちら プロフィール、レッスン情報はこちら

昔の演奏

リサイタルの動画を整理していて、なんとなく2年前と4年前のリサイタルの演奏を聞いてみました。 4年前は28歳にして初めてのリサイタル開催で、 しかも十分に落ち着いて練習できる環境や精神状態ではなかったんですよね。 今思えばよくあの環境で初めてのリサイタルなんかしたな…と思いますが、 初リサイタルって、普通に考えれば相当なプレッシャーで、もうそれだけで押し潰されてもおかしくないはずなのに、 そのプレッシャーを感じられなくなるほどの逆境の最中にいたのだと思います。 そしてそれが逆に良かったんだと思います。 でも、4年前の演奏は下手で、今聞き返すと あ~…💦とむずがゆい部分が多々あります💦 ただ、下手であろうが、環境がどうであろうが、やる!という決断をしてやった演奏は、今聞き返しても励みになります。 年齢を重ねてくると、こうゆう捨て身の挑戦をやろうと思えなくなってくる予感がしています。 プライドが邪魔して周囲の目が気になってしまうかもしれないし、 体力もメンタルもタフではなくなってくるかもしれない。 でもこの時の、 それでもやる!という心境はできるだけ覚えておこうと思います。 2年前の演奏は、さすがに練習できる環境も整っていたので、ぐっと完成度を上げられたな、と思いましたが、やっぱり気になるところもあります。'もっとこうしたかった'っていうのは尽きることがないですね。 これがまたこの2年間で克服できているでしょうか。 というか克服します。 2年前の目標は、 前回よりも完成度を上げて、自分史上最高に「表現」をする ことでしたが、 今回は、なんといってもテーマが「物語(バラード)を紡ぐ」なので、 前回よりも表現の「濃度」を増しに増すことが目標で、 そのためにはもっと身体全体も使いたいし、逆に細かい指の動きも、まるで喋るように滑らかに洗練させたいです。 リサイタルについては詳しいことが決まりましたらまたブログでお知らせしますね🍀 youtubeページはこちら プロフィール、レッスン情報はこちら

2年前のリサイタル動画~イタリア協奏曲

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過去のコンサートの動画や音源の整理をしていたので、 ついでに、その一部を少しずつyoutubeにアップしてみようと思います。 動画を切り取ったりとか、音源と画像を合わせたりとか、少しずつ動画編集やyoutubeに慣れてきた!(今さら) 今日アップするのは、2年前のリサイタルの最初の曲、 バッハ作曲「イタリア協奏曲」より第1楽章です。 リサイタルに向けて直前にドイツに行って、バッハが最高にお得意なシェラー先生のレッスンを受けた後です。 向こうに行くと音が立体的になるから不思議。まだ音にドイツの感覚が残っています。 多分、今は同じ音は出ません笑 youtubeページはこちら プロフィール、レッスン情報はこちら

合唱の再開

合唱の練習を再開し始めています。 とはいっても、少人数の団体を、パートごとなど更に少人数にしてレッスンしています。 会場についたらまず手洗いうがい、 十分に距離を取って席を作って、 たくさん触りそうなところを消毒、 マスクをしながら歌って、 30分ごとに窓やドアを開け放って換気。 換気はすごく重要なので、雨が激しい日や風のない日はどうしよう… 扇風機をドアの近くに置くだけでもかなり違うようです。 が、施設に扇風機はないから、、うちわでも持っていくか。 マスクでも歌うことは可能でした。 ただ、マスク越しな上に距離を取ってるので、みんなの声があまりこっちまでは届かないけれど。 やっぱり対面は良いです。 実感したのは、やっぱり音楽は共有してなんぼです。 一人でじっくり取り組むのも良いけれど、それだけじゃだめ。 誰かと一緒に演奏したり、演奏を聞いてもらったり、共有こそが音楽の最終形態だと、改めて感じました。 今日もたくさんの方と音楽を共有できることに感謝! youtubeページはこちら プロフィール、レッスン情報はこちら

対面レッスン

ここ最近オンラインレッスンをメインに行ってきましたが、対面レッスンを徐々に再開し始めています。 状況が落ち着いたとはまだまだ言えませんが、鍵盤を除菌し、生徒さんには手指の消毒を行っていただき、マスク着用で換気もしながら行っています。 日本全体が、ウイルスとうまく付き合いなから、日常を取り戻す方向に動き始めていますね。 感染者数もまだまだ多いので油断はできませんが、かといっていつまでも動きを止めているわけにもいかず… 色々な判断が難しい部分もありますが、 最大限注意を払いながら行っていこうと思います😄 ご希望の方はどうぞご連絡ください😌 youtubeページはこちら プロフィール、レッスン情報はこちら

ライブ配信

クラシックコンサート、特にリサイタルのようなじっくり聴くタイプのコンサートのライブ配信、私は最初は否定的でした。 やっぱり、演奏者だってお客さんだって、あの空気を共有したくてその場に集まっているわけだから。 画面上では空気の共有はできないから。 でも、本当にそうだろうか? オンラインレッスンしていて思うのですが、 確かに実際の空気を共有はしていないけれど、時間を共有し、 その時間の中で少しでも上達する道を一緒に模索する、 その目的も共有している。 オフラインと同じようにはいかなくても、 限られた環境の中で前進できることは確実にある。 これってコンサートにも当てはまるのでは? 実際の空気を共有できなくても、 その時間を共有し、 一緒にひとつの音楽を楽しもうという目的も共有できる。 実際に会場に足を運ぶのとは違くても、伝わるものは確実にあるのでは、と思います。 今、世の中もどんどんオンラインコンサートの流れになっています。 私のリサイタルのライブ配信にどれくらいの需要があるかは知りませんが、試してみる価値はあるな、と思いました。 それに、利点もあります! コロナ関係なく出掛けられないという方も参加できるし、 当日都合が悪い方も、後から映像を見ることができるし、 DVDを作ることも多分できるし、 実際に会場に足を運ぶのに比べて、気楽に参加できるようになります。 でもライブ配信って、その時見れなかったり不具合が起こると怖いから、、 動画配信とかにするかもしれません😄💦 色々リサーチしてみます! youtubeページはこちら オンラインレッスンをご希望の方はこちら プロフィール、レッスン情報はこちら

身体のこと

今日は少し長くなりますが、今の自分の考えをを書いていきたいと思います。 まだまとまらないことも多くて、 なんか怪しいこと言ってるよ、全然意味わからんよ、と思われるかもしれませんが、我慢してお付き合いください笑 今、身体との向き合い方について、もやもやしていることがあります。 最近、ヨガのレッスンを色々受けたりしていたのですが、改めてインストラクターさんって、喋る仕事だな、と感じました。 ポーズ中は、 今ここに効いています 家でも朝起きたときにこのポーズをやると効果がありますよ といった豆知識を、ずーっと教えてくださっています。 これってすごく大事なことだと思うのですが、 普段から自分の身体に向き合う習慣がない人は、いざ家で同じことをしようと思っても、なんとなく形だけポーズを取るだけで終わってしまったりする。 それだと、形は同じことをしていても、効果が感じられなかったりする。 でもレッスンの中で、今ここに効いているよ、と言われると、本当にそこに効いているという「意識」を持ってポーズを取ります。 「意識」と「実際のポーズ」の両攻めで、身体にアプローチしているわけです。 これなら、身体に向き合う習慣のない人にも効果が分かりやすく感じられます。 で、ふと思ったのですが、極端な話、 一切「意識」を使わずにポーズだけ取った場合と 一切ポーズを取らずに「意識」だけ使った場合 つまり、 ①何も意識せず形だけポーズを取るのと、 ②ただ座った状態で、今ここに効いている、というイメージだけ持つのと、 どっちの方が効果が出るんだろう?と。 普通に考えたら、②よりは①の方が効果がありそうです。 ベストではなくても、とりあえず物理的には効果がありそうじゃないですか。 仮に、 ①の方が効果が感じられるけど②では全く効果が感じられない人→肉体重視型 逆に①では効果が感じられないけど②では感じられる→精神重視型 とします。 私は、これは両方ありえると思っています。 精神重視型がありえると思えるのは、実際にポーズを取らなくても、 「思い」や「意識」を使って身体の質が変わった、という経験を、アレクサンダー・テク

バンダ

以前、 中心軸の整え方 という記事を書きましたが、 ここで基本になっている考え方として、ヨガのバンダというのがあります。 バンダには、「錠」「封」という意味があって、 引き締めることでエネルギーを外に逃がさず効率よく使えるようになるためのテクニックです。 一番大事なバンダが3ヵ所あって、ここを意識すればかなり中心軸がしっかりします。 ひとつめが「ムーラバンダ」といって、 これは以前の記事でも書いた、骨盤底筋の引き締め、トイレを我慢するときみたいな感覚です。 「ムーラ」とは根という意味で、ここが全ての動きの基本になると思います。 次に「ウディヤーナバンダ」 これはおへそを背骨に引き寄せる感覚。お腹全体を凹ませる感じ。これもこの前出てきました。 更に感覚を掴むためには、 息を吐ききってお腹も凹ませた状態で、肋骨だけ広げると、みぞおちが背骨に引き寄せられて べこっとくぼみができます。 このときみぞおちの力は抜ききって、内側に引き寄せられるのに任せてください。 ※満腹時やお腹の調子が悪いときはやらないでください! これやっているときは呼吸ができないので、もちろん演奏中はできませんが、一度感覚をつかんでおくと、ここぞ!というときの力み方がわかります。 最後に、「ジャランダラバンダ」 首と頭の出会う場所で、のどの奥を軽く締め付けて、わざと摩擦音を立てて呼吸すると、感じられます。 演奏中に呼吸の音を出すのは良くないとされているので、音がしないように気をつけないといけませんが、 首と頭の出会う場所はとても大事な場所で、私はいつもこの辺りで音の響きを感じています。 どのバンダも、呼吸を手がかりにして、身体の内側の深いところの力の使い方を感じるものです。 youtubeページはこちら オンラインレッスンをご希望の方はこちら プロフィール、レッスン情報はこちら

リングフィットアドベンチャー

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コロナ太りが深刻化している今日この頃、いかがお過ごしでしょうか? 本当に痛感しました。 日頃、毎日のようにでかけて仕事させていただくことが、 1か月のうちに何度かある本番をやるために気を張ることが、 どれだけカロリーを消費していたかを。 少し食べる量を減らして、ヨガをするだけでは全く歯が立たないようです。 それだけ日頃のカロリー消費は大きかったようです。 それで、こんなの始めてみました。 リングフィットアドベンチャーという、筋トレしないと先に進めないゲーム。 夫が買ってきたのに便乗したのですが、 私は筋トレはやりたくないので、ジョギングオンリーのメニューでやってみました。 そしたら、汗がすごくて、身体が熱い!燃えてる! 昔ジョギングよくしていたけど、この感じ、久々です! ヨガも燃焼はしてるけど、やっぱりジョギングは燃焼率が違う。 体重増加に歯止めをかけるには、これは避けて通れない気がする…😄 ただ、ジョギングだけのコースでも、腕を使う筋トレ的なのが少しだけどどうしても入ってしまっていて、その動きがあまり好きじゃないので、 天気の良い日は外に走りに行こうかな、と思います🏃 youtubeページはこちら オンラインレッスンをご希望の方はこちら プロフィール、レッスン情報はこちら

中心軸の整え方

前回の記事 で、曲の時代によって、指先や腕の使い方が違うことについて書きましたが、 何をするにも例外なく大事なのが、胴体の支え、身体の中心軸。 ピアノを弾く前に、座った状態でこの中心軸をチェックしてみると良いです💡 ここでこんなに細かく公開してしまって良いのかわからないけれど、少しでもお役に立てれば、と思うので、 私が良いな、と思ったやり方を書いてみます。 座って歌を歌うときにも使えるので試してみてください! まず、可能であればそばに姿見を用意して、椅子に座ります。 座ったら、お尻のお肉を後ろにかきだして、座骨が椅子に触れているのを感じます。 こうする前と後では、骨盤の角度が変わるのを感じるでしょうか? 骨盤が立った感じがあると思います。 次に自然な呼吸を繰り返します。 吸う息で背中が膨らみ、 吐く息でお腹全体を背骨の方へと引き込みます。 同時に骨盤底筋も引き締まるイメージ(トイレを我慢しているときの感覚に近いです。) 肩甲骨は下に下げて、首と肩を離すイメージ。 首の後ろを長くして、目の奥の緊張を緩めます。 ここで鏡を見てみると、背中のラインがきっとまっすぐになっていると思います。 人によっては、この姿勢を維持するだけでもキツいかもしれません。 弾くときは、音楽の流れに合わせて背骨がまっすぐになったり丸くなったり、前に傾く瞬間はありますが、 基本的に ・座骨の上に身体が乗っている感覚 ・お腹を背中側に引き込み、骨盤底筋が引き締まった感覚 は常にあると考えて良いと思います。 とはいえ、最初にチェックすればOKで、弾いてるときにこの感覚にこだわりすぎる必要はありません。 なんかうまくいかないな、と思ったときにまたここに立ち返るくらいで良いと思います。 ちなみに立つときは、メインで体重を支える場所が座骨ではなく足になるので、足の裏をよく感じてあげます。 壁かなにかに捕まりながら、 つま先→小指側→かかと→親指側 と順番に体重を移動させてみると、足の裏全体で床を捕らえる感覚があると思います。 その真上に骨盤が乗ります。 ここで骨盤の位置を確認。 寝過ぎたり、立ちすぎたりしないように、 肛門が真下

指で喋る

今、10月のリサイタルの曲を練習しているのですが、 今回のリサイタルのテーマは「バラード」で、後半のプログラムではバラードという名のついた曲を3曲演奏します。 バラードは物語という意味で、 実際に物語を朗読してもらい、それに引き続きピアノでストーリーを紡いでいく内容になっています。 バラードはロマン派の時期のジャンルなのですが、とても劇的な表現が特徴です。 弾くときの身体の感覚としては、腕の重みをうまく使います。 指先が仕事しないわけではないのですが、動きとして腕の動きが大きくなる感じ。 それで、しばらくバラードばかり練習したあと、久々にモーツァルトを練習してみると、 バラードの腕を大きく使う感覚が残っていて、とても違和感💦 モーツァルトはロマン派の前の古典派の作曲家で、この時期の曲を弾くときは、腕を大きく使うことはあまりありません。 逆に大きく使ってしまうと、指先の細かい作業に支障が出てしまいます。 腕は自然にそこにおいておきながら、 指先で 喋る 感覚。クリアに、滑舌よく。 身体の使い方を変えると、明確に音が変わってきます。 ただ、ロマン派を弾くときも古典派を弾くときも、共通して言えることがあって、 それは胴体の支え、中心軸がしっかりしていること。 これについてはまた新しい発見があったので、次の記事に書こうと思います🔜 youtubeページはこちら オンラインレッスンをご希望の方はこちら プロフィール、レッスン情報はこちら

ヨガのオンラインレッスン

先日、ヨガのオンラインレッスンを受けてみました。 やっぱり1人でやるのとは全然違くて、先生に誘導してもらえるのがすごく新鮮で楽しかった! 以前受けていた先生たちとは大分雰囲気が違かったのですが、 色々なやり方やカラーが許されているのがヨガで、 たくさんの流派があるどころか、むしろ1人1人違うんじゃないの?ってくらい。 筋トレ多めのいわゆるエクササイズ系から、 リラックス中心のもの、 スピリチュアル要素の入ったもの、 先生によってはヨガ哲学が専門の方もいたり。 私はピアノと一緒で、専門をひとつ決めるみたいなことができなくて、どれも興味があります。 でも、やっぱりヨガいいなぁ。 正直、資格を取ったから即インストラクターとして活躍できるわけではないし、 インストラクターになる!という強く揺るぎない意志があるわけでもないんだけど、 資格取ったからには継続して何かしら積み重ねていきたい欲求は今どんどん増えていて、 それに加えて、今年~来年は本番が全部キャンセルで、本当に暇なんですよ。 積み重ねるなら今なんですよ。 でも、当然だけどまだ自信がないです。 簡単に資格を取っただけで、素人に毛が生えたようなものだから。 …でも、思い返してみたら、ピアノの先生というお仕事も、最初は本当にひどいレッスンしていたなぁ、と思います(当時の生徒さんはほんとごめんなさい!) もちろん、「今思えば」の話で、当時の私にとってはそれが精一杯だったんですよ。 でも、生徒さんのキャラクターやその時の状態をキャッチする能力とか、こうゆう場合はこう言えば効果が出るとか、 右往左往しながらも教え続けたからこそ身に付いた肌感覚というものがあって、 合唱ピアニストも、最初は一切他人の音なんか聞いてなくて、いかに自分の音を弾くかしか考えていないクソみたいなピアニストだったのですが(こちらも当時はごめんなさい😝) それでも経験を積んだ合唱ピアニストさんの仕事ぶりを間近で見たり、何年もやっていると、他人の音も聞けるようになるし、最適なやり方が本能でわかるようになってくる。 もちろんまだまだ見えてないことはきっとあると思うけれど。 リサイタルもそう。 1回目のときはそもそもできるかどう

タオル枕

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枕をタオルにしてみました。 下に土台を敷いて、その上に3つ折りのバスタオルを重ねて、自分の好きな高さに調整✨ 枕としては固めの感触なので、固めが好きな人は良いと思います! タオルだから汗も気持ちよく吸ってくれるし、一番上だけ洗濯すれば毎日清潔✨ 寝起きに首や肩に若干こわばりがあったのが、この枕にするとなくなっていたので、私には合っているみたいです! youtubeページはこちら オンラインレッスンをご希望の方はこちら プロフィール、レッスン情報はこちら

楽譜ソフト

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楽譜作成ソフトのfinaleがいよいよ来て、早速楽譜作っています✨ 簡単に感覚では操作できないと聞いていましたが、本当にその通り💦 ひとつひとつの作業を調べながらやっている状態です。時間かかる💦 でもたくさん使われているソフトだから、調べればすぐにやり方が出てくるので、そこは助かっています。なんとかなりそう。 今まで楽譜は手書きか、スマホで楽譜を作るアプリを使っていましたが、スマホアプリは手軽な反面やっぱり楽譜の出来はあまりよくないんですね。本当に仮って感じ。 手書きはもっとですけどね💦 楽譜のPCソフト使わないの?って前々から言われていて、ようやく実現できました😂 今後は見やすく美しい楽譜が配れるはず…! Youtubeページはこちら オンラインレッスンをご希望の方はこちら プロフィール、レッスン情報はこちら

いいことがありそう!

ここ最近なんだかだるくて、気分も良くなくて…という日が続いていました。 立て続けに本番の予定がなくなり、今年はほぼ全ての本番がなくなりそうです。 ※ リサイタルはやるつもりだよ! 目標が例年に比べて極端に少ない日々が続くことが確定していて、なんだかな~…、という気持ちで過ごしていました。 夜も遅くなりがちになったり。 だるさはそもそも気持ちの問題からきているんだとわかっていても、なかなか自分では修正できず… でも今朝ふと起きたときに気づいてしまったんですね。 あ~今日も1日始まった、めんどくさ って思っていることに!! 1日の始まりに「今日も1日めんどくさい」と思ってたらそりゃだるくもなりますよね。 それで試しに、 今日はいいことがありそう! すっごく、いいことがありそう! って思い込んでみたんですが、 気分良くなりました笑 思ったのですが、 今日も1日めんどくさいな、嫌だなって最初に思うと、 脳はめんどくさくて嫌なことをメインに探し始める気がする。 洗濯しててもめんどくさい、掃除しててもめんどくさい、練習しててもめんどくさい。 めんどくさいなーもう嫌だなーで満たされる。 でもいいことがありそう!って最初に思っていると、 ちょっとそよ風が吹いただけでも気持ちいい~ってなるし、 ちょっとしたことを脳ミソが勝手に「いいこと」の範疇に加えている気がする。 ほらね、やっぱりいいことあったでしょ、ってね。 朝のちょっとした「思い込み」で、結構1日が変わるのかもしれません。 1日が変われば、次の日もその次の日も変わるわけだから、わりと人生変わるよね。こんなにちょっとしたことで!   youtubeページはこちら オンラインレッスンをご希望の方はこちら プロフィール、レッスン情報はこちら

ピアノソロ曲作ってみました

今、自粛期間を利用して作曲をしてみているのですが🔰 何年か前にメモだけしていたピアノソロの曲を、形にしました。 もしかしたら春先か初夏の爽やかな時期にメモしたものかも? 今日のような日にぴったりの音楽だと思います。 簡単に録画したものですが、 是非聴いてみてください✨ Youtubeページはこちら オンラインレッスンをご希望の方はこちら プロフィール、レッスン情報はこちら

10月のリサイタルについて

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今年の10月開催予定のリサイタル。 ああだこうだと、色々考えていましたが、 やることに決めました! やろうかな、どうしようかな、 でもできないかもしれないし、 とか言ってると、とにかく練習がはかどらない。 かといって全く練習しないわけにもいかず… うだうだと心配してるだけでは、どっちにも進めないことがわかりました。 なので、やることに決めます! チラシ作りにも取りかかりました。 チラシの背景案↓↓ とはいえ、10月までにコロナが落ち着いている見込みは全くありません。 そのため、恐らく今回のリサイタルは、2本立てもしくは3本立てで行うことになります。 ①会場に来ていただく 除菌・換気など万全の対策をした上で、 マスクをすれば私は全然気にしないよ、という方にはお越しいただきます。 ただ、会場に来ていただける人数はかなり限られてくると思います。 ②DVDを購入していただく 当日録画した動画を編集し、販売させていただきます。 ③オンライン配信 こちらはホールの環境などによってできるかどうかわかりませんが、もし可能で、需要がありそうであれば検討しようと思います。 3段階の可能性を探っていけば、開催できませんでした、という結果に終わることはないはず! これから動画撮影、動画編集、ライブ配信について勉強していこうと思います🔥 Youtubeページはこちら オンラインレッスンをご希望の方はこちら プロフィール、レッスン情報はこちら

年相応の表現方法

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この間作ったしそジュースがおいしすぎます。 さて、最近コロナで仕事が少ないので、テレビを見る機会が多いのですが、 40~50代のタレントさんが、 まだ自分が20代のつもりなのかな?っていう表現の仕方をしていて違和感を感じることがあります。 その人は昔そうゆう表現の仕方をしていて面白かった記憶があるのですが、 今は全く面白くなくてつまらないだけ。 これが仮に若いタレントさんが同じことをやれば、面白いと受け入れられるんですが、 それなりの年の人がやると、イタさだけが残る。昔はそれで面白かったのに! それとは対照的に、ある程度の年齢に達してからはおふざけはほとんどやらず、 オーラや威厳を持って、規格範囲を越えずにうまくやっている人はすんなり受け入れられる気がする。 年齢によってこうも受け取られ方が違うとは… 若いうちって、がむしゃらに何をやってもいいけど、 ある程度の年齢の人はもう十分経験を積んで、知名度もあるわけだから、 変にインパクトに残ることや目立とうとすることに手を出さないで、大きく構えていた方がいいのかも…と思いました。 私もまだ20代に片足残したような30代ですが、その都度自分に一番見合った表現方法を模索していきたいな…! Youtubeページはこちら オンラインレッスンをご希望の方はこちら プロフィール、レッスン情報はこちら

以前行った沖縄~2019

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前回 の続き 去年は同じ宮古島の、池間島に行きました。 やどかり 池間島のホテルの目の前のビーチ 屋上でハンモック 池間大橋 クリアカヌー 海の中 ちょっとした青の洞窟 このあと船に乗って沖でシュノーケルしました。 写真はないのですが、珊瑚の森と言われる場所で、すごい眺めでした! 夕日 ホテルからの眺め 池間島をドライブしていたら見つけた小道 小道を 行くとこんなビーチが! 再び池間大橋 池間大橋の側からの眺め 素晴らしい池間ブルー、橋の側が一番良く見えました! 手前は雲がかかっていますが、 同じアングルで、晴れるとこんな感じ。 場所を変えると海の表情も変わります。 ハイビスカス 本当に沖縄の海の色は格別! 特に池間島近くの池間大橋の側は、一見の価値あり。 間違いなく、一生の思い出に残る絶景でした。 また行きたくなっちゃったなぁ…。 youtubeページはこちら オンラインレッスンをご希望の方はこちら プロフィール、レッスン情報はこちら

以前行った沖縄~2018

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暑くなってきましたね~💦 暑くなると海に行きたくなります。 私はシュノーケルが好きで、よく沖縄に行くのですが、今年は行けるかどうか… 去年・一昨年に行ったときの写真をまだアップしていなかったので、今更ながら載せようと思います。 海の中は本当に感動的な世界でした…! 一昨年は沖縄・宮古島の伊良部島に行きました。2018年、2度めのリサイタルが終わった次の日に✈️ 宮古島の有名なハンバーガー屋さん。中身はマグロ! 海上ドライブしているような、伊良部大橋 伊良部島の宿「島宿いら風」にて、ウェルカムドリンク 窓からの眺め お風呂からの眺め 透明な海 夕日 夕闇のさとうきび畑 次の日は、船に乗って沖へ行き、シュノーケル 水中はこんなです! 船から飛び込み 海ガメにも会いました 3日目の朝焼け カヌー 終わった後に下地島へドライブ 帰りの飛行機も素晴らしい夕焼け! 次回は去年2019年の沖縄を振り返ります🔜 youtubeページはこちら オンラインレッスンをご希望の方はこちら プロフィール、レッスン情報はこちら