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決断

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先日、リサイタルのホールから連絡があり、入場制限がなくなり、満席にしても良いことになりました。 やる側としては、やっぱり来てもらえるものなら1人でも多くの方に来てほしい! でも、コロナはおさまったわけではない。 クラシックのコンサートでは、観客席の間隔を空けたところでさほどの効果がないことが実験で証明されていて、それに基づいて規制が緩和されているけれど、お客さんの感覚はそう簡単にはついてこれないよね。 今からでも全力で宣伝して満席を目指すのか、路線変更せず今のままでいくのか。 たくさん悩んだのですが、ようやく決めました! 1人でも多くの方に聴いてほしい気持ちはあるけれど、現在チケットを買ってくれた方が万が一にも嫌な思いをする可能性があるなら、やっぱりその選択肢は選べない。 満席は目指さないことにしました。 ただ、元々すごく余裕を持った座席指定だったので、少し間隔の空くところには座っていただけるし、家族同士や、気にしないよというグループの場合は隣の席にさせてもらうなどして、当初の予定よりはご入場いただけそうです。 動画配信も素人ながらそれなりのクオリティを目指す予定です。 ※あくまで予定。素人です。ごめんなさい。 応援、どうかよろしくお願いいたします!! 🍀チケット、Blu-rayまたはDVDをご希望の方は yuiiwasakiconcert@yahoo.co.jp までご連絡ください。 🍀動画配信チケットをご希望の方は こちら からお買い求めください。※購入時、ライブポケットに会員登録が必要になります。 youtubeページはこちら プロフィール、レッスン情報はこちら

リサイタルへの思い

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私はこれまで、2年に1回のペースでリサイタルを開催してきました。 最初はとてもリサイタルなんてできるレベルじゃなかったけれど、いつもピアノを弾いている合唱団の難波さんが企画をしてくれて、背中を押していただきました。 でもその時は通して弾くだけで精一杯。 1回目を終えて、良い演奏のために何をしなければならないのかがようやく分かった、という状態でした。 これは絶対にリベンジしたい!と2年後に望んだ2回目は、ドイツにも短期でレッスンを受けに行き、万全の態勢で望んで、自分ではある程度手応えを感じることができました。もちろん、完璧ということはどこまでいってもありませんが。 そして今年、2年ペースで開催してきたので、半ば自動的に3回目のリサイタル会場を予約。その後、コロナが襲ってきました。 最初はもうリサイタルはやらないつもりでいました。何もこんなときにやることないよね、と。 ライフライン関係や医療のお仕事の方々と違って、私たち音楽家という職業は、生きていくための必要性という意味では優先順位が低いです。 まず食べる、住む、日常生活を送る。 音楽を楽しむのはそれからでしょ。 こんなときにコンサートなんてやってる場合じゃないよね、と。 一時期、合唱のレッスンなど普段の仕事もほとんどなくなって、ますます音楽家という職業の無力さを感じていた。 音楽家って非力だなぁ、役に立たないなぁ、と。 でもね…仮に日常生活を問題なく送れても、やっぱりそれだけでは人は健全な日常生活は送れないと思ったの。 コロナ渦で、気持ちがふさぐ感じがしていたのは私だけじゃないはず。 それを解決してくれるのは、私の場合はやっぱり音楽しかないと思ったの。 最終的には周りの方々に相談して「やったら?」と背中を押していただき開催を決めました。 様々な葛藤がありましたが、今この時だからこそ、やっぱり音楽の力を信じたい。自分の力を信じたい。というところに着地しました。 さっき、 音楽家という職業は、生きていくための必要性という意味では優先順位が低い と書きましたが、 きっとそれは違くて、 私自身が信じさえすれば、優先順位なんていう一面的な尺度を越えて、必要不可欠であることを証明できるんじゃないかと思っています。 ただ、リサイタルは生半可な覚悟ではできなくて、長い演奏時間の中で一瞬でもその信念が揺らいだら、もう説得力を失ってしま