バンダ

以前、中心軸の整え方という記事を書きましたが、


ここで基本になっている考え方として、ヨガのバンダというのがあります。




バンダには、「錠」「封」という意味があって、
引き締めることでエネルギーを外に逃がさず効率よく使えるようになるためのテクニックです。



一番大事なバンダが3ヵ所あって、ここを意識すればかなり中心軸がしっかりします。




ひとつめが「ムーラバンダ」といって、

これは以前の記事でも書いた、骨盤底筋の引き締め、トイレを我慢するときみたいな感覚です。


「ムーラ」とは根という意味で、ここが全ての動きの基本になると思います。




次に「ウディヤーナバンダ」

これはおへそを背骨に引き寄せる感覚。お腹全体を凹ませる感じ。これもこの前出てきました。


更に感覚を掴むためには、
息を吐ききってお腹も凹ませた状態で、肋骨だけ広げると、みぞおちが背骨に引き寄せられて
べこっとくぼみができます。

このときみぞおちの力は抜ききって、内側に引き寄せられるのに任せてください。


※満腹時やお腹の調子が悪いときはやらないでください!


これやっているときは呼吸ができないので、もちろん演奏中はできませんが、一度感覚をつかんでおくと、ここぞ!というときの力み方がわかります。




最後に、「ジャランダラバンダ」

首と頭の出会う場所で、のどの奥を軽く締め付けて、わざと摩擦音を立てて呼吸すると、感じられます。


演奏中に呼吸の音を出すのは良くないとされているので、音がしないように気をつけないといけませんが、
首と頭の出会う場所はとても大事な場所で、私はいつもこの辺りで音の響きを感じています。




どのバンダも、呼吸を手がかりにして、身体の内側の深いところの力の使い方を感じるものです。



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