コロナを乗り切る2つの力

梅雨らしいじめじめが続いていますね☔



私は嫌いじゃないですが。



コロナウイルスは全然落ち着いていませんが、ほぼ日常が戻ってきています。



ただ、戻ったとはいえ、明らかにコロナ前とは何かが違っています。


何がどう違うのか、というと言葉にしにくいし、
それぞれの立場によって変わり具合も違うと思うので一概には言えませんが…。



社会全体が、まだ恐れを感じながら動いている感じ。
自粛ムードはまだあって、遠慮が蔓延している感じ。
仕事に行くにも、遊びに行くにも、少しの申し訳なさをどこかに感じながら動いていますよね。



仕方がないといえば仕方がないですが、動くと決めた以上は開き直って(※対策はするよ)思いっきり楽しみたいものです。



ところで、少なくとも私はコロナ以降大きく生活が変わってしまいました。



もともとお仕事の大半が合唱関係だったので、、


まず合唱のイベント自体、数年はできないかも。


本番がない上に練習も、人数を減らしてマスクをして、なんとなくみんな遠慮がちに歌う感じで、それでなんとか再開している状態。


歌うということは本来自分を解放することなのに、遠慮がはさまるとどうも難しいです。


これも本来の形に戻るまでには数年かかるかも。



毎年楽しみにしている数多くの合唱イベントが全て中止になり、それにともなって、本番前にしかお会いできない団体は練習もキャンセルになってしまうケースもあり、


お金が入ってこないこと以上に、
単純に寂しい!



自主開催のコンサートも、やってできないことはありませんが、以前のように気軽に開催することはできません。


いわゆるお客さんに来ていただくような通常の形のコンサートは、まだまだ抵抗を感じる方も多いと思います。


常連のお客様にお会いできなくて寂しい😣



音楽というのは不要不急なものなんだと、コロナを通じて痛いほど実感させられている、というのが現状です。



本当に、音楽家にとっては苦しい時代がやってきてしまいました。



金銭面ももちろんですが、私の場合は精神面の方が大きいです。

自分は絶対的に音楽の持つ力を信じているのに、まざまざと不要不急であることを見せつけられているんだから。






ただそれでも、練習は続けています。

私にとって日々の練習は、

歯を磨いたり、ご飯を食べたり、お風呂に入ったり、という、生きていくためにする最低限の習慣のひとつなので


いつも通り続けているのですが、ここにもちょっとした変化があります。


コロナ前は忙しすぎて、目の前の本番やレッスンに間に合うように追いたてられているような部分がありましたが、

今はそういったものが一切なく、すごく自然なペースで音楽と向き合っている感じがします。


どっちが良いのかはわかりません。
追いたてられている方が、嫌でもやるので成長できるかもしれないけれど、今はすごく丁寧に向き合えているので、それも良い。



ひとつわかるのは、

本番がなくても、練習だけでも、音楽は私たちの生活をこんなにも豊かにしてくれるんだな、ということです。


世の中から、いわゆる以前のような、会場にお客さんをいれての本番というものが消えても、音楽の力が、まだ温度を持って、脈々と地下を流れている感じがします。


むしろ噴射を減らしている分、温度が上がっているんじゃないかな。



まあ、でも、、やっぱり練習を重ねたら、たまにでいいから、本番をしたいんですけどね笑



音楽は共有して始めて完成なんです。

なんだってそうですよね。
ひとりで完結できるものなんてない。






今できることは、じわじわと温度を上げて温めておくことだけ。


本番がないので本番のイメージがしにくいけれど、必ずそのときはくるし、
無理矢理やろうと思えば配信という手段もある。


このときに、本番がまだ遥か彼方先でも、画面越しでも、
ちゃんと届く、ちゃんと届けるという、

「想像力」と「意志」が大事。



音楽家がコロナを乗り切るための2つの力。


ここを保てるかどうかで、コロナを乗り切れるかどうかが決まってきそう。



でも大丈夫、
「想像力」と「意志」は音楽家の得意分野なので、きっと乗り越えられると思います!





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