選択肢は多ければ多いほど余裕が生まれる

コンサートや本番が近づくにつれ、

細かいところまで音を徹底的に身体に叩き込み、

ここはこんな感じの音が欲しい、というイメージをはっきりとさせ、

ある意味しっかりと揺るぎなく固めていく作業が多くなってきます。

仕上げていかなきゃならないので。

固めていく作業。プラスしていく作業。


でもそれに行き詰まったとき、あえて、

マイナス(やらないでみる、やめていく)の作業、流れがおかしくなったりミスしてもいいから自分の身体に感覚を残したままやってみる、ということをしてみると、

プラスでくっつけていったものの中に、必要のないものが結構多く含まれていることに気がついた。
そしてそれは必要ないだけでなく、自分が本来やりたいことを邪魔していたりする。

それをやめてみると、身体は本当になんにもしていなくて、
思いだけでちゃんと音楽になるんだな、という境地に入れる。

もちろんそれは、プラスをし尽くしてこそ得られる感覚なんだけども。


プラスしていくことも大事だし、マイナスしていくことも大事だけど、

自分の中に、プラスすることしか選択肢がなかったらどんどん苦しくなってしまうよね。
どちらも選べることが、余裕に繋がるんだろうな。


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例えばだけど、あるひとつのコミュニティ(学校や職場など)が全てと思っている人が、例えばそこでいじめにあったらこの世の終わりだ!って思ってしまうのと一緒かもしれない。

この世には他にもいくらでもコミュニティ(選択肢)があって、
続けてもやめても逃げてもよし、その中でどれでも好きなものを選べることがわかればどんなに楽だろう。

選択肢がひとつ増えることで、自分の中にひとつ世界が広がる。余裕が生まれる。





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