指で喋る

今、10月のリサイタルの曲を練習しているのですが、


今回のリサイタルのテーマは「バラード」で、後半のプログラムではバラードという名のついた曲を3曲演奏します。




バラードは物語という意味で、
実際に物語を朗読してもらい、それに引き続きピアノでストーリーを紡いでいく内容になっています。



バラードはロマン派の時期のジャンルなのですが、とても劇的な表現が特徴です。


弾くときの身体の感覚としては、腕の重みをうまく使います。


指先が仕事しないわけではないのですが、動きとして腕の動きが大きくなる感じ。




それで、しばらくバラードばかり練習したあと、久々にモーツァルトを練習してみると、


バラードの腕を大きく使う感覚が残っていて、とても違和感💦



モーツァルトはロマン派の前の古典派の作曲家で、この時期の曲を弾くときは、腕を大きく使うことはあまりありません。


逆に大きく使ってしまうと、指先の細かい作業に支障が出てしまいます。


腕は自然にそこにおいておきながら、
指先で喋る感覚。クリアに、滑舌よく。



身体の使い方を変えると、明確に音が変わってきます。



ただ、ロマン派を弾くときも古典派を弾くときも、共通して言えることがあって、

それは胴体の支え、中心軸がしっかりしていること。



これについてはまた新しい発見があったので、次の記事に書こうと思います🔜



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