コンサートを続ける理由

ようやくコンサートの曲が仕上がってきて気持ちに余裕が出てきたので、ブログ復活です!


今日はちょっと恥ずかしい話だけれど、本当のことなので書いちゃう。


たまに、何故自分はコンサートを続けるんだろう?と考えることがある。




このご時世、コンサートやライブというのはとにかく人が集まらない。
それは私だって例外ではない。

最終的には温かい皆様のお陰様でご盛況をいただき、あまり気付かれないのですが、

実際は手紙出しまくったりメールしまくったり会う人にチラシ渡しまくったり、営業マンのように頑張っています。
でも毎回声かける度に、同じ人に声かけすぎると悪いかな、とか、この場で営業してはまずいな、とか、気を使ったり差し控えたりもします。

コンサートに来てもらうということは、お金をいただいて更にその方の時間までも奪う行為。

いくらプロであっても、やっぱりそこには常に罪悪感を感じているので、なかなか気軽に来てください来てください言えなかったりします。

こんなこと書くと格好がつかないので、本当は書くべきではないのかもしれないけど、本当のことを隠してもしょうがないので。


自主企画コンサートは、求められてやっているのではなく、

自分で勝手にやりたいことやって、皆さんにお願いして来ていただいているのです。


来てくださる方はそうは思っていらっしゃらないかもしれないけど、私の中では自主企画コンサートはそうゆう位置付けです。


究極そんなものなくても誰も困らないわけで、それをわざわざ企画して、準備して、宣伝して、開催する。


ちょっとウザくてバカみたいなので、
何故こんなこと続けてるのかな?と考えてしまったりするわけです。


加えて、私自身とても怠惰な人間なので、
コンサートを聴きに出掛けるのがいかに億劫なことか、痛いほど想像できてしまいます。


コンサート当日が極寒だったり、パラパラ雨でも降っていようものなら、家から一歩も出ないでごろごろしてたいなぁ…と思いますよね。私は思います。


しかも時間や体力は有限です。次の日やその次の日のことを考えると、やっぱりコンサートには出掛けずに家でごろごろしてた方が…ってなりますよね。私はなります。


家でごろごろするのは気持ちいいです。
これに勝るものはありません。



そんな人間がこのようなコンサートを企画開催する意味がますますわからなくなってくるのですが、



ひとつ確かなことがあります。

それは、いざコンサートに行ってしまえば、
必ず行って良かったな、と思うことです。

よっぽどのことがない限り、行かなきゃ良かった、とはならないのです。

だから、皆様どうぞこちらにお出かけください。

皆さんをがっかりさせるようなよっぽどのことは起きないので。


(※本日はウザいくらいチラシを張りつけております。だって一人でも多くの方に来てほしいから!)






そして、私にはひとつ、夢があります。


それは、私のコンサートに来てくれた人は誰一人置いてきぼりにしない、ということです。


全くもってでっかい夢とかではないですが、
誰一人、となると、なかなかハードルの高い夢です。


難しいな、ついていけないな、つまらないな、飽きてきたな、と誰一人思わせない。


何故それが私の夢なのかというと、


演奏者からの一方通行ではなく、皆で一緒に良い空気を感じ、豊かな時間を過ごしたいからです。
そして、音楽には人を豊かにする力があり、その力を信じる気持ちは絶対に揺るぎません。


そうです、この気持ちだけは、家でごろごろするのは気持ちいいということより勝っているのです。

だから、ちょっとバカみたいで意味わかんなくても私はコンサートを続けます。


そして、今回のこのコンサートは、本格的なクラシック作品がずらりとならび、月光以外はメジャーとはいえない曲目ですが、

練習を重ねるごとにどんどん色々な姿が見え始めていて、もう純粋に良い曲ばかり!

次回の記事から順番に曲目紹介をしていこうと思います✨お楽しみに!



最後のダメ押し!↓






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