コンサートをする理由

まだ先だけど、リサイタルがじわじわと近づいてきている。



リサイタルに向けてレッスンに通って強化してもらっているのですが、
できてきた曲をレッスンで見てもらうのって最高におもしろいんです。



先日先生が仰っていたのは、

「音から風景を作り出すのが私たちの仕事。

聞いている人が、何をイメージしたら良いかわからなくなる演奏はだめ。」


本当にその通り!

でも、ここまで仕上げるまでにも時間はたくさん必要で、
ただ、音から風景なりイメージなりを作り出していく作業に入ったところからが一気におもしろくなってくるんです。



イメージをどう音にするか?


音の聴き方工夫したり、指使いを変えてみたり、手の角度を変えてみたり、イメージをより具体的に空想してみたり、

ちょっとしたことで、狙った音が出せたときの感動はとっても大きいのです。



実は…私は人前に出るのはあまり好きじゃない。
できることなら人の目に見えないところでひっそりしていたい。その方が楽だし。


じゃあなぜこうやってコンサートをしているのか?


それは上に書いたように、コンサートに向けて音楽を作っていく過程がたまらなく楽しいからなのです。


普段の練習も、レッスンも。


なんなら、普段の練習を充実させるためにコンサートをやっている、といってもいい。



でも今までこの普段の練習の内容を見せてこなかった。


クラシック音楽は、完成したところだけを見せて、陰でやっている努力は一切見せないのがスタンダードでスマートなのです。


でも待って待って、私が一番楽しんでいるのって、むしろこの過程だよね。


本番だってもちろん楽しいけど、なんなら半々かそれ以上の割合で、過程が楽しいと言い切れる。

ならば、それこそ届けていくべきなんじゃないか。



先日上げたこちらの動画もその一環。

コンサートの曲を練習している風景を撮って、聴いている人がこうゆう風に聞こえたらいいな、という理想を文字にしています。




もちろん、聴く人のイメージは自由で、ここに書いてあることと違うことを思っても良いんです。
あくまで面白いな、と思ってもらえるきっかけになれば!


こんな感じで、過程を届けるということを、今後も色々と試行錯誤してみようと思います。


ご意見、アドバイスぜひよろしくお願いします!😌





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