合唱ピアニストのお仕事②

昨日の続きです♪

合唱ピアニストと楽譜について。

ちゃんと作品として伴奏譜が書かれている場合は楽譜通りそのまま弾けば良いのですが、

クラシック以外のジャンルだと、よく伴奏譜がないとか、コード譜だけとか、伴奏譜があってもあまり編曲が良くなかったりします。

その場合は自分で作ったり、適当に音を足したり削ったり、しなければなりません。

クラシックでも、第9やレクイエムのように本来オーケストラ伴奏のものは、オケを無理矢理ピアノになおした楽譜なので、そのまま楽譜通り弾こうとしたら大変なことになってしまいます。

特に第9の最後なんかはすごくテンポが速くなるので、楽譜通りはまず無理!音をある程度削ります。

実際のオケ伴奏と大体同じように聴こえれば、臨機応変に音を変えてもよいのです。
でもあくまでセンスよく。
その辺の具合をつかむのもなかなか難しいです。

特に私もそうですが、
ピアニストは大体、絶対に楽譜通りに、  どんなに難しくて弾けないところも時間をかけてあの手この手でなんとか弾けるようにする習慣がついていますから、その辺の切り替えは難しいのです。


そんな、少し特殊な合唱ピアニストですが、
昨日も書いたように、なろうと思ってなるものではありません。合唱ピアニストとして仕事の輪を広げていこうと意図してもなかなか難しいのです。

まず、合唱団でピアノを弾くという機会そのものがそんなに多くありません。

何故かというと、限られた合唱団の中で、ピアニストは大体専属で決まっているからです。

貴重な体験をさせていただけるお仕事ですから、ピアニストだってそうそう辞めません。

私の場合はたまたま親が団員として参加している合唱団に、専属のピアニストが都合が悪いときに臨時で入っていたところから始まりました。その状態が5年以上は続いたと思います。

次第に、
それまでピアニストいなかったけど、気軽に頼める結ちゃんにお願いしてみよう!
とか
それまでお願いしていたピアニストさんが遠くに引っ越すことになってしまった!結ちゃんにお願いしてみよう!

ということが起こりました。

つまり、ピアニストが必要になったとしても、もちろん求人が出るわけでもなく、募集をかけるわけでもなく、(たまにそうゆうのもあるみたいですけど)
身近にいるよく知っている人に頼むのです。

昨日も書いたように合唱団によってカラーが全然違いますから、知ってる人に頼むのが一番話が早いのです。

こればっかりは、運とかタイミングの問題です。ご縁があれば、という感じです。

めっちゃ華やかなお仕事というわけではありませんから、縁がなければないで、その人なりの素敵な音楽ライフが過ごせることは間違いないですが、

私の場合は本当に合唱に出会えて良かったな、と思っています。

長くなってしまったので続きはまた明日♪





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