ベートーヴェンの第9について~葛飾区シルバーカレッジ第2回目講義終了!
葛飾区シルバーカレッジ主催の講座、第2回目が昨日終了しました!
気合い十分、勝負服!笑
今回取り上げたのはベートーヴェンの第9。
正直、ピアニストからしたらあんまり縁のない作品です。
合唱に乗らない限り自分で演奏することはないですからね笑
でもやっぱり名曲だし、一度ちゃんと作品を見てみたいなーと思っていたので、今回取り上げてみました。
あとは、日本で一番演奏される頻度の高いオーケストラ作品といえば、やっぱりこれでしょ!
演奏頻度が高いわりに、実は長くて難解なので、講座にはぴったりと思いまして。
4楽章の合唱部分だけは、練習ピアノで入ったことあるので知っていましたが、
全体を改めてよーく見てみると
これやっぱりすごいですね。
感動しました。
感動しましたとかめっちゃありきたりだけど、
他に言葉が見当たらない笑
まず一番感じるのは、負から正へと向かっていく強烈なエネルギー。
負から正へ
陰から陽へ
マイナスからプラスへ
向かっていくというか、信念を持って切り開いていく感じです。
1楽章は、明るい調と暗い調の間で葛藤しているような感じで、でもこの時点ではまだ完全に短調、暗い調です。
2楽章は、1楽章よりは身軽だけどまだまだ険しい。
3楽章はうって変わってとても綺麗で、綺麗すぎて、なにも起こらなすぎて、つまらない(ベートーヴェンはある程度意図してわざとこのように書いていると私は思います)。
みんな寝ちゃうのはここでしょうね笑
そして4楽章の冒頭で、これまででてきた1楽章、2楽章、3楽章のメロディの断片が出てくるのですが、それをひとつひとつ否定していく箇所があるのです。
つまり、1楽章のもんもんとしたメロディに対して、
違う、これじゃない!
2楽章に対しても
これも違う!
3楽章に対しても
これも綺麗すぎる、何か目を覚まさせるものを探さねば
そして4楽章の一番大事なメロディ、歓喜の歌のメロディの断片が出てきて、
これだ!見つけた!
という具合に。
実際に言葉がついているわけではなくて、コントラバスやチェロで、まるでしゃべっているかのように単音で演奏されます。
説明されなきゃそんな意味わかんないですよね笑
そこから歓喜のメロディ。
最初にコントラバスとチェロで、地の底からかすかに、でもしっかりと響いてきて、
そこにヴィオラが温かく優しく乗っかり
最後にヴァイオリンが一筋光を差すように加わります。
ニ短調で始まったはずが、4楽章が終わる頃には完全にニ長調、明るい調に変わってしまいます。
1時間以上かけて、
暗く混沌とした世界から、
スパークルのごとくキラッキラの金ぴかに輝いた神様の世界へ
突き進んで行くんですね。
歌詞の中に、
「美しい神々のきらめき」っていうのもありますからね。
個人的に好きな所は
「あなたの力で再びひとつになる
容赦なく分け隔てられていたものが
全ての人々は兄弟になる
あなたの柔らかな翼のもとで」
この言葉も曲と合わせて聴くとなんとも言えない高尚な気持ちになります。
高尚っていうのは、気取ったとか贅沢とかいう意味ではなく、
高次元の世界を見せられているな、という感じです。
全てのものが神様のもとでひとつになる。
これが、つまり、感動ってことなのでしょう。
こんなすごい作品をちゃんと知れて良かった~(*^^*)
今後の出演情報はこちら
プロフィール、レッスン情報はこちら
気合い十分、勝負服!笑
今回取り上げたのはベートーヴェンの第9。
正直、ピアニストからしたらあんまり縁のない作品です。
合唱に乗らない限り自分で演奏することはないですからね笑
でもやっぱり名曲だし、一度ちゃんと作品を見てみたいなーと思っていたので、今回取り上げてみました。
あとは、日本で一番演奏される頻度の高いオーケストラ作品といえば、やっぱりこれでしょ!
演奏頻度が高いわりに、実は長くて難解なので、講座にはぴったりと思いまして。
4楽章の合唱部分だけは、練習ピアノで入ったことあるので知っていましたが、
全体を改めてよーく見てみると
これやっぱりすごいですね。
感動しました。
感動しましたとかめっちゃありきたりだけど、
他に言葉が見当たらない笑
まず一番感じるのは、負から正へと向かっていく強烈なエネルギー。
負から正へ
陰から陽へ
マイナスからプラスへ
向かっていくというか、信念を持って切り開いていく感じです。
1楽章は、明るい調と暗い調の間で葛藤しているような感じで、でもこの時点ではまだ完全に短調、暗い調です。
2楽章は、1楽章よりは身軽だけどまだまだ険しい。
3楽章はうって変わってとても綺麗で、綺麗すぎて、なにも起こらなすぎて、つまらない(ベートーヴェンはある程度意図してわざとこのように書いていると私は思います)。
みんな寝ちゃうのはここでしょうね笑
そして4楽章の冒頭で、これまででてきた1楽章、2楽章、3楽章のメロディの断片が出てくるのですが、それをひとつひとつ否定していく箇所があるのです。
つまり、1楽章のもんもんとしたメロディに対して、
違う、これじゃない!
2楽章に対しても
これも違う!
3楽章に対しても
これも綺麗すぎる、何か目を覚まさせるものを探さねば
そして4楽章の一番大事なメロディ、歓喜の歌のメロディの断片が出てきて、
これだ!見つけた!
という具合に。
実際に言葉がついているわけではなくて、コントラバスやチェロで、まるでしゃべっているかのように単音で演奏されます。
説明されなきゃそんな意味わかんないですよね笑
そこから歓喜のメロディ。
最初にコントラバスとチェロで、地の底からかすかに、でもしっかりと響いてきて、
そこにヴィオラが温かく優しく乗っかり
最後にヴァイオリンが一筋光を差すように加わります。
ニ短調で始まったはずが、4楽章が終わる頃には完全にニ長調、明るい調に変わってしまいます。
1時間以上かけて、
暗く混沌とした世界から、
スパークルのごとくキラッキラの金ぴかに輝いた神様の世界へ
突き進んで行くんですね。
歌詞の中に、
「美しい神々のきらめき」っていうのもありますからね。
個人的に好きな所は
「あなたの力で再びひとつになる
容赦なく分け隔てられていたものが
全ての人々は兄弟になる
あなたの柔らかな翼のもとで」
この言葉も曲と合わせて聴くとなんとも言えない高尚な気持ちになります。
高尚っていうのは、気取ったとか贅沢とかいう意味ではなく、
高次元の世界を見せられているな、という感じです。
全てのものが神様のもとでひとつになる。
これが、つまり、感動ってことなのでしょう。
こんなすごい作品をちゃんと知れて良かった~(*^^*)
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