演奏するときどこが動く?

皆さんは演奏するとき、どこが動きますか?


ピアノを弾くのであれば、メインで使うのは指や腕ですし、歌を歌うときも声帯は喉にあるので、
何も考えずに行えば、まず反応するのは上半身の上の方だと思います。

私たちの上半身はとっても多彩な動きをしてくれるのですが、その分そこで意識が止まってしまいやすいです。


ここで、ただ座っている(立っている)だけの下半身や、表面的にはそれほど動いてないように見える上半身の下の部分に注目してみてください。

お腹や腰や背中や足です。
実は、動きの始まりはその辺りからなんです。

上半身の上の部分(特に肩や首)は、そこから来たものをただ通してあげるだけ。なにもしない方がうまくいきます。

と、言葉で言うのは簡単なのですが、それができるためには、上でやってる多彩な動きを、考えなくてもできるところまで完璧にマスターしておかないといけません。


上半身が大きく動くのは、パフォーマンス目的でやるのはそれぞれの自由ですが、
実際の動きの源は別にある、ということなんです。


下腹や足は、実際に大きい動きをするわけではないですが、常に微細に動いています。

それが、上半身まで伝わってくると目に見える形になるわけです。

下腹や足の微細な動きが止まっていないかどうか?
もうちょい分かりやすくいうと、技術的なことに必死になるあまり固めて止めていないか?

たまにチェックしてみてください。


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