演奏するとき一番邪魔になるもの

人前で演奏するときっていつも思うんです。


素っ裸で舞台に立たされているような感じがするなーって。


自分のそれまでやってきたこと、感じてきたことが、ごまかしようもなくそのまま出てしまうから。


それが怖いことだと思うか、
ちょっと楽しいな、と思ってしまうか。


それを左右するのが、
コンプレックスなのではないかと思います。


素っ裸で立っているのだから、問題点や欠点も丸見え。
舞台に立つとは、あえてそれを自分から晒しにいっているようなもの。


そして何かを言われたとき、

それに対してがっかりしてしまうのか、
なるほど、そう見えるのかと気づけてラッキーと思うのか。


以前、アイリッシュハープの講座でジャネット先生が、
コンプレックスで音楽をするな、楽しんで、と言っていました。


あったりまえのことのようだけど、コンプレックスで音楽するって、けっこうやってしまってる人多いよね。


特にクラシックでは、コンクール社会だから、勝者と敗者があって、必然的に敗者はコンプレックスと闘わなきゃならない。


負けた時点で自分はダメだという前提が刷り込まれてしまうと、これはなかなか取れません。


(コンクールそのものが悪い、とは思いませんが)


でも人前で演奏ということは、素っ裸で舞台に立つということなので、


そんなコンプレックスを抱えたままでいると、人前での演奏が苦痛に感じてしまったりします。


コンプレックスが起爆剤になって、頑張れる、というケースもあるけれど、


ある程度のところまで来たらいつかは気づきたいですよね、あ、私全然ダメなんかじゃなかった!って。


そうすることでやっと、余分な力が抜けて、本当の意味で音楽が流れ出すのではないかと思います。




💡2018年10月20日(土)、ピアノソロリサイタル開催予定です!


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