コンサートの収益の使い道

10月は絶対にリサイタルを開催すると決めています。


今のところ会場には64人のお客様に来ていただけることになっているのですが、

正直この先どうなるかわかりません。



万が一、会場に1人も来ていただけなくなった場合も、
動画配信やDVD販売をするので、どんな形であれ演奏をお届けはできます。



ただ、コロナになる前からぼんやりと思っていたことがあって。



このリサイタルシリーズ、1回目は合唱団のイベントクリエイターである難波さんが企画してくださいましたが、

2回目以降は誰から頼まれたわけでもなく、私が勝手にやりたくてやっています。




もちろん、やりたいことをやっているからそれだけで私は大満足だし、

そこに付き合わされたお客様も、大変有難いことにご満足いただいています。



でも、自分が満足するためだけではなく、

リサイタルを開催することが、リサイタルを聴いていただくことが、
実際に誰かの役に立つような仕組みを作りたいな、と思っていました。


例えば、収益を寄付するとか。



実際のところ、収入源は別にあるので、このリサイタルで自分の収益を上げる必要はないんです。



ただ、今までは、一応プロとしてやるからには、しっかり収益を作って受け取らないと、という意識があったように思います。



収益をちゃんと受けとることで、演奏のクオリティを妥協しない!という覚悟を決めるんですね。



でもコロナを経て、そうゆうのどうでもよくなってしまって。



このコロナの間、合唱関係のお仕事はなにもしていなくて、音取り用のCDを作成したこと以外何もしていないのに、各合唱団からかなりの金額の支援をいただいたんですね。



もうこれで金銭感覚が狂いました。



なにもしてなくてお金いただいたんだから、

やった分だけもらわなくても良くない?って。



この考えが正しいのか間違っているのかよくわかりませんが、


少なくとも私は謝礼が発生しなくても練習を続けていて、
収益が一切得られなかったとしてもきっと私はリサイタルを開催するんだろうな、と実感しています。


とにかく、このアクションを起こすなら、このご時世の今しかないな、と思いました。



ということで、今回のリサイタルで得た収益の一部(未定ですが、今のところ全収益のうちの半分)は、寄付に使おうと思っています。


投げ銭などで、余分にいただいた分は、全額寄付に使おうかな。



私自身が音楽家を目指す上で、家庭が裕福でなかったり環境が整っていなくて苦労した経験があるので、支援先は子どもや学生さん。



海外の難民も深刻な状況だとは思いますが、
まずは最もイメージしやすい、身近な日本国内の子どもたちから。



「聴きに行くことで子どもたちの役に立てるコンサート」ができれば、

微力ながら子どもたちの支援になり、

聴きにきてくださるお客さんも、払ったお金の行き先が分かるので気持ちよくお支払いただけて、

私も収益全額を受け取る以上のモチベーションを持てる。
モチベーションってなかなかお金では変えないからね、ここ大事!



しかしこうなってくると、今回は動画配信もあり、初の試みが多いので、チラシが説明文で埋まりそうです…。



今、一生懸命作ってます!





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