葛飾区シルバーカレッジ第4回目講義終了!

葛飾区シルバーカレッジでの4回シリーズの講義、最終回が昨日終わりました!

最初は4回も…!って思ったけど、やってみると意外とどうにかなりました(^^;

4回目は、音楽史をざっと振り返りながら、各時代の作曲家の名曲を聴き比べていく、という内容でした。

中世から現代まで、グレゴリオ聖歌からジョン・ケージまでの流れを紹介しました。

キリスト教から発展し、形式美を重んじる音楽からだんだん人間の感情を表現する音楽、風景や色や光など漠然としたものを表現する音楽へ発展し、だんだんと自由度が増して最終的には調性の崩壊へ。


クラシック音楽は、もとはキリスト教の典礼のための音楽から発展したもの。
神聖な場での音楽から始まったんですね。
楽譜中心主義や、細かい決まりごとも、ここに由来するのではないかと思います。
神様のための音楽で間違ったことやてきとーなことやられたら困りますもんね。


でも時代が進むにつれ、神様に向けられていた意識はだんだん人間の内面に向けられるようになり、
それまで重んじられていた形式やルールよりも聴いた感じの雰囲気が優先されるようになってきます。

このちょうどロマン派あたりは、私たちにとっても一番聴きやすいですよね。

その後さらにルールは崩壊し、自由度が増していく。
現代音楽での崩壊の仕方は自然発生的というよりむしろそれまでのものに対する抵抗というか、全然違うことしてやるぜ!みたいな意地のようにも感じますが…。


今回、この4回の講義をするにあたって、
私自身も準備する中で勉強して改めて知ったこともあり、

またそれを誰にでも分かりやすく伝えるという点や、
長い時間でも楽しんでもらえるようにと
いろいろなことを考えさせられ、

とても貴重な体験をさせていただきました。
人前で喋るのにも少し慣れましたよ!

また機会があったら是非やらせていただきたいな、と思いました(^^)


恒例、今日の勝負服♪










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