歌の先生のお仕事

歌、というか発声を教えることもたまにあります。


合唱指導もそうですが、ピアノ伴奏のお仕事も歌の関係のものが多く、なにかと声楽にご縁があるような気がします。


ですが、私自身は声楽家になろうとは思いません。
絶対に向いてないです笑


声楽家特有の、隠しても隠しきれないあの外向きの強烈なエネルギーは私にはないです。
人前で堂々と歌が歌えるほど自分をオープンにさらけ出すことは、誰にでもできることではないと思います(>_<)


声ももともとそんなに通る声を持っているわけではないので、普通に歌える程度に声が出るようになるまでに相当苦労しました。というか今も苦労しています。

ですがその経験が、初心者を教えるのにとても役に立っています。

うまく出せない声をどうしたら出せるようになるか、ということに関しては、うまく教えられると思います(^^)


声って、とても奥が深いです。

私は子どもの頃、まったく人としゃべれなかった時期がありました。

言いたいことがあっても喉元で止まってしまうんですね。

やっと言えたと思っても、よーく耳を澄まさないと聞こえないような蚊の鳴くような声。

そんなだったので、とにかく人前でハキハキと大きな声でしゃべったりするのは大の苦手で、歌うなんて言語道断。

今でこそこんなですけど、もともとの気質は強烈に内向きな人間なのです。

そんな人間にとって、
歌うということは、思いっきり声をだすということは、
毎回バンジー飛ぶようなもの。

身体も心も、思いっきり声を出すようには構成されていないため、まずそこから改造していかなければならなかったのです。

先生もさぞ苦労されたろうと思いますが、あの声楽家特有のエネルギーでぐいぐいと引っ張ってくださいました。

そして、強烈に内向きな私が、がんばって思いきって外へ外へエネルギーを出していこうとするこの作業は、今考えてみれば絶対に必要なことだったな、と思います。

これがなければ今の私のピアノの演奏はない。
歌をやることでピアノが大きく変わりました。

それまで人にどう見られていたかわからないですけど、遠慮して弾いてるように見えたんじゃないかしら?

歌をやることで、思いっきり音を出す、ということを、少しずつ、だましだまし、落とし込むことができました。

ということで、私は声楽家ではありませんし、もともと声が素晴らしい、というわけではないので、特に歌の生徒さんの募集はしていないのですが、

苦労して体得したテクニックが誰かの役に立つなら、と頼まれたときだけ教えています(^^)







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